減量幅20㎏の若き仕上げの魔術師が語るトレーニングの極意

2017年に全国高校生ボディビル選手権で全国区デビューを果たし、現日本王者である相澤隼人につぎ、準優勝を果たす。その後、10代で三重県ボディビル選手権に優勝、今では一般の部でその強さと仕上がりのポテンシャルを見せるのが、23歳の岡玲治である。三重県で師匠とともにボディビルに打ち込む、今後より期待の高まる岡のトレーニングとは。

取材:月刊ボディビルディング編集部 撮影:中島康介

「毎年の課題である仕上がり体重を少しでも多く残せるように減量を上手く行っていきたい」

もともと身体を鍛えることが大好きで、兄がトレーニングをしていたのでその影響もあり、自重トレーニングなどは小学生くらいから家で行っていました。本格的に器具を使ってトレーニングを始めたのは、中学3年生のときに、家庭用のダンベルやベンチ台を買って、家でトレーニングを始めたのが最初です。当初は兄に教えてもらったり、インターネットで調べたやり方を、見よう見まねでやっていたのを覚えています。トレーニング内容は、詳しくは覚えていないですが、各部位週1~2回で1部位に対して10セットぐらいだったと思います。その後高校生のときに、現在の自分の師匠である中西健一さんと出会い、本格的にボディビル競技として大会に出場し始めて現在に至ります。
現在の分割は、全身を4日で回しています。①脚、②背中、③胸・上腕二頭筋、④肩・上腕三頭筋で、5日目にオフを1日取っています。腹筋とカーフは1日おきに1~2セット行っていて、腹筋はアブローラー、カーフはスミスマシンでのカーフレイズです。頻度は週5~6回になります。トレーニング内容は、1部位に対してメインセットは2~3セットで、種目数は部位によって異なりますが、おおよそ4種目程です。ホームジムのためマシンというマシンはほぼないので、角度や可動域、レストなどの変化でバリエーションを組んでいく形です。トレーニングは普段、祖父の家の物置き部屋で行っています。鉄骨の家なので、床が抜けるなど重りに対しての心配はないですが、夏はウォーミングアップをする前にかなり汗をかきますし、冬はバーベルが氷のように冷えるので、そこだけが難点です。ですが、それぐらいの方が逆に気合いが入りますし、1人なので周りの人に気を使う必要もありません。とても集中できる良い環境です。特に、夏は普通にトレーニングを1時間程するだけでも、かなり汗をかくので、減量のペースがかなり加速します。また、師匠のホームジムにお邪魔させていただいて、トレーニングや大会前のポージング練習などを定期的に行なっています。好きなトレーニング部位は、ここ!と言うのはありませんが、脚や背中などは得意なので好きな方です。
自分がボディビル競技を行なっている理由は、数カ月間かけて仕上げた身体で舞台の上でポーズを取っているときのあの感覚が、最高の気持ちになるからです。特に自分のような減量幅が大きい選手は、オンとオフでは身体が大きく変化するので、さらにやりがいがあります。また、トレーニングを始めた当初から、ボディビルにしか興味がありませんでした。ボディビルが大好きで、ボディビル競技の選手としてい続けたい思いで、ボディビルを選んでいます。
今年はまず、最後の出場になる日本ジュニア選手権で良い成績が残せるように、日々トレーニングを頑張るのみです。その前後で、タイミングが良い大会に出場したいと思っています。得意な脚や背中以外の部位も、上手く試行錯誤して少しでも良い状態で大会に臨めるように頑張ります。また、出場する大会数が多いほど、肉体的にも精神的にも、かなりキツくなるので、しっかりと気持ちを強く持って頑張ります。毎年の課題である仕上がり体重を少しでも多く残せるように減量を上手く行っていきたいと思います。
大会当日に少しでも良い状態に持っていけるように、改めて減量方法を見直していきたいと思います。そして今後はボディビルのアジア選手権に出場して、少しでも良い成績を残したいです。そのためには、まず国内の大会で成績を残さないといけないので、日々のトレーニングに加え、師匠の指導を取り入れて頑張ります。また、今年の7月頃、三重県鈴鹿市に師匠と2人でトレーニングジムをオープンする予定ですので、来年以降はより一層、進化できるように頑張ります!

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