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痩せやすい体質の電車運転士がボディビルで優勝「バルクアップの秘訣はプロテインを1日体重×3g」

6月11日に開催されたマッスルゲート四国。アマチュア競技であるがゆえに様々な職業と競技を両立する選手が出場する。ここでは、電車運転士の仕事をしながら、ボディビル競技を両立させ、見事ボディビル70kg級で優勝した阿波野由真選手にトレーニングについて聞いた。不規則な仕事の中で、どのように身体づくりをしたのか。

【写真】阿波野由真選手のバキバキに絞れた筋肉美

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

阿波野由真選手

ーーいつからトレーニングを始めましたか?
「14年前の大学1年生のときです。大学で硬式野球部に所属しており、脚のケガで練習が出来なかった際に、何気なくベンチプレスを始めました。みるみる変わる身体と、伸びる重量に楽しさを覚えたのがきっかけです」

ーー現在のトレーニングについて教えてください。
「胸・肩、背中、腕、大腿四頭筋、ハム・カーフの5分割で、精神的限界を超え、肉体的限界に到達できるように追い込むことと、丁寧に高重量を扱うことを意識して行っています。自慢の部位は肩で、バーベルアップライトロウ、サイドレイズのどちらかのみで鍛えています」

ーー仕事とトレーニングの両立についてはいかがでしょうか。
「JR東日本で電車の運転士をしています。不規則な仕事で出退勤時刻や休憩時間も毎回違うため、できるときにトレーニングをする、食事をするということを意識しています」

ーー食事でのこだわりは?
「空腹の時間を敢えて作り、胃腸を休ませる時間を作ることで、トレーニングや仕事の調子が良くなるので、そこをこだわっています。サプリメントは強力わかもとを、消化を助け、胃腸の負担を減らすため摂っています。減量中は毎回ベストコンディションでトレーニングを行うために、アンダーカロリーの中でも炭水化物を恐れず沢山摂ることを、増量中は太りにくい体質なので、プロテインを活用し1日体重×3gを摂ることを意識しています」

ーー身体作りを始めてからの変化について教えてください。
「身体が変わることで自信が付き、初対面の人と最初に話すキッカケになったり、多くの友人ができたのが良かったことです。また、『筋トレが趣味の割には細い』と周りから言われ、悔しくてあらゆる情報を収集・取捨選択して実践ということを独学で何年も繰り返し、自分に合う形を最近ようやく見つけることができてきました」

ーー優勝されましたが、今回の大会での反省点はありますか?
「脚が弱点で、特に内転筋が小さく隙間が目立っているので、そこを強化していきます。また、ポージングでも、ふとカットが消えるときはあるので、とにかくポージング練習をやり込みマッスルコントロールを更に磨いていこうと思います」

ーー最後にこれから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「『自分にはまだ早い』『もう少し大きくなったら』とおっしゃる方が多いですが、失敗と結果を恐れずとにかく早く大会に出た方が成長は早いと思います。実際、自分ももっと早く出場すれば良かったと後悔している部分があります」

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手