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事前疲労法、直感法、筋幻惑法、スタッガードセット法で筋肉を追い込む極細ウエストのビキニアスリート

日本ビキニ界の絶対女王・安井友梨に憧れた、同じ愛知県の選手である本田有希子選手。彼女は昨年、フィットモデルとビキニフィットネスの二刀流で新風吹かせる活躍を見せた。

【写真】極細ウエストから伸びる広い背中、しっかり仕上がった下半身

本田選手がビキニに出会ったのは2018年のこと。偶然テレビで、当時から圧倒的存在感を誇るビキニの絶対女王・安井友梨選手を観た。
「その美しい身体に強く感激し『私もこんな身体になりたい!』と思ったのがトレーニングを始めたきっかけです。しかし、トレーニングとは無縁の生活を送っていたため、どうすれば良いのかと悩んでいたところ、幸運にも安井選手の通っているエクサイズトレーニングスタジアムが住んでいる同じ名古屋市内にあることを知り、すぐに電話をかけました。そして、その年の4月から安井選手のパーソナルトレーナーである柏木(三樹)トレーナーにご指導いただくことが叶ったんです」

すぐにジムに通うことを決心した本田選手。昨年はオールジャパンフィットモデルチャンピオンシップスの158㎝以下級で優勝、オーバーオールでは憧れの安井選手と並ぶなど、大きな活躍を見せた。また、オールジャパンチャンピオンシップス・ビキニフィットネス158㎝以下級でも、強豪ひしめき合う中6位に入賞し、そのレベルの高さを日本のビキニ界に証明した。

本田選手のトレーニング量は意外に少ない。
「週2回、30分ずつではトレーニング量が少ないように感じますが、エクサイズの柏木トレーナーの方針でアナボリックよりカタボリックを防ぐことを優先し、結果的にアナボリックとカタボリックの差を増して筋増加させるそうです」

しかし、トレーニング内容へのこだわりは強い。
「全ての種目がコンパウンドセットに近い形で行い、ネガティブ重視です。ほとんど挙がらない重量を扱うことが多く、補助してもらっています。事前疲労法や直感法(※1)で行っています」
※1:ストレッチ中の会話や柔軟性、筋膜リリースの具合などで気力や体調を判断すること。

エクサイズの柏木トレーナーによるトレーニング指導は、女王安井選手をはじめ、日本ビキニ界における強豪選手を輩出してきた。本田選手もその恩恵、影響を受け、唯一無二のトップ選手へと成長してきた。
「柏木トレーナーに聞いてみたところ、直感法とともに筋幻惑法やスタッガードセット法など、筋肉を慣らさないことと、期間ごとのピリオダイゼーションで調整しているそうです。とにかく新鮮な刺激で超高強度を目指します。そして、しっかりと筋肉のバーン(※2)を感じ、筋肉がもげそうな痛みと闘いながらセットを行います」
※2:筋肉が発熱する上、これ以上張らないような状態のこと。

今年の本田選手は、フィットモデルでは昨年に続き連覇を目指し、ビキニフィットネスでは一つでも順位を上げたいと話す。
「家族や柏木トレーナーをはじめ、たくさんの方に支えていただき、競技を続けることができています。これからも感謝の気持ちを忘れずに日々の生活を送っていきたいと思います。何か一つでも昨年の自分よりも成長した姿を皆さんにお見せできることを目標に、楽しくトレーニングを続けていきたいと思います」

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介

【写真】極細ウエストから伸びる広い背中、しっかり仕上がった下半身

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