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「一日一万キロカロリー」の大食いが体重100kgオーバー&リバウンド地獄から執念のリベンジ成功【筋トレビフォーアフター】

「元々かなりの大食いで、ジャンクフード、お酒、揚げ物にご飯を5合、コンビニ弁当、甘いものと一日中何かを食べているような状態で、最低でも5000kcal、10000kcalくらいは取り続ける生活を送っていました。彼女と別れたことがきっかけで自分を見つめ直し、『モテる身体になりたい』と思いました」

【写真】稜大さん100kgオーバー巨体から超ストイックマッチョへ

気づいた頃には176cmに105kgの巨体となっていた稜大(りょうだい/27)さんのボディメイクはこうして始まった。

1日1食、1000kcalを切る過酷ダイエットの末に……

「とにかく痩せようと思って、1日に1〜2回の超低カロリー状態で有酸素を1日に2時間、さらに筋トレという生活にした結果、1年で27kg落ちたものの、その後あっという間にリバウンドしてしまいました。そして、また過酷な生活をしてはリバウンドをするという繰り返しを続け、これはダメだと」

「必要な栄養を学び、健全な食生活にたどり着くまでに2年近く試行錯誤を繰り返しました。現在は基礎代謝から算出したカロリーをベースに、基本メニューを鳥ミンチ、玄米、キャベツ、プロテイン、その他サプリメントとして、“何時に何をどのくらいの量摂取する”という予定摂取表を立てて体重を計画的に落とせるまでになりましたが、こうなるまでに本当に失敗と挫折の連続でした」

「絶対に変わってみせる」。驚異のほぼ毎日ダブルスプリット

「食事管理とともに始めた筋トレも、最初はYouTubeの見様見真似でやっていくうちにどんどんのめり込んでいき、朝食を済ませたあとに1時間、仕事終わりに1時間という生活が当たり前になっていきました。仕事、家事、トレーニングでプライベートの時間が全くない状態で正直非常にしんどいのですが、みるみる身体が変わっていくことの喜び、周囲からの目線の変化がその辛さを超えさせてくれました。また、初めて参加した大会で最下位を経験した屈辱で、よりハードな肉体に対するモチベーションが生まれ、昨年出場した大会では準優勝を飾ることができました」

めざせオーバーオール優勝

現在、体重76kg。体脂肪率7%。紆余曲折を経てしくじりダイエッターから筋骨逞しいボディへと進化した稜大さんは、次の目標に向け今日も走る。

「現在出ている大会で、まずは一番を目指したいです。一度出た団体を道半ばで変えるのは自分のなかではしたくないことなので、純粋な努力と鍛錬のみでオーバーオールを獲ることができるんだという姿を見せたいです。ボディメイクをしたことで人生の目標もでき、自分自身に自信がついて、周りからの評価もすごく変わりました。銭湯なんかでもすごく話しかけられるようになったし、正直、モテるようになりました(笑)。でも、さらにいい身体になって高みを目指していきたいという初心をずっと持ち続けたいです」

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取材:にしかわ花 写真提供:稜大

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