元Yoga&Fitness編集部員がインドで本格的にヨガ・アーユルヴェーダを学ぶため１カ月間の「ヨガ修行」を開始。ヨガ初心者、英語もうまく話せない、海外一人旅もしたことないような私ですが、「インド」で学んだことを何話かに分けて伝えていきます。
本場インドには医療目的で多くのアーユルヴェーダ治療院があります。そして、治療院は８つの部門で分かれています(アシュタンガアーユルヴェーダ)。日本で知られているアーユルヴェーダ治療も気になる症状に合わせて適切な治療を行ってくれます。治療の一つである「アヴィヤンガ」と言われるオイルマッサージは日本では美容目的として認知されつつあります。アヴィヤンガはヴァータ体質の不調改善(疲労や皮膚外傷など)を改善するほか、子宮を浄化し、消化力アップやアンチエイジングのケアにも効果があると言われ、ヴァータが増加しやすい高齢者にもお勧めです。
アヴィヤンガを体験
日本ではそもそもアーユルヴェーダのクリニックが少なく、価格も高価なため、私はアヴィヤンガを受けたことがなく、今回インドのヨガ修行で、初めてアーユルヴェーダ治療(アヴィヤンガ)を受けました。
セラピストさんは普段、修行に来ている私たちにご飯を作ってくれている方々で、アーユルヴェーダについてももちろん知識があります(虫刺されの記事で雑草から薬を作ってくれた方です)。
中に入ると、このような「まな板」のような台に、全裸で寝転がらせられます。
マッサージを受けた台
身体にどのようなトラブルがあるかを聞かれ、私の場合は虫刺されによるかゆみがひどく、皮膚も乾燥していたことや、肩を痛めていたので伝えました。
私はヴァータ体質でもあるので、ごま油を使ってマッサージしてくれます。マッサージする順番も症状によって変わります。
１時間〜１時間半ほどマッサージしてもらいました。皮膚もかゆみがとれて、肩の痛みも和らいだ気がします。施術の値段に関しては、インドの中でも観光地では割高だったり地域によって異なるため、現地の方にお勧めを聞くのが一番いいと思います。もちろん、私が参加した修行施設で、修行と同時に施術も受けるのもお勧めです。
松本実奈美（まつもと・みなみ） 元Yoga&Fitness編集部。退職後、ヨガ修行と一人旅を兼ねて約2カ月間インド生活を送る。WORLD PEACE YOGA SCHOOLの『200 Hour Yoga Teacher Training』講座修了
取材・写真：松本実奈美
