かつては食べないダイエットで「骨のように細い身体」に固執していたと話す酒井美聡(さかい・みさと/24)さん。トレーニング開始わずか半年にして、5月3日(日・祝)開催の『ベストボディ・ジャパン埼玉大会』ベストボディ部門ガールズクラスでグランプリを獲得した。食べないダイエットにこだわっていた酒井さんが健康的なボディメイクを成功させた道のりを聞いた。
【写真】24歳・酒井美聡さんが鍛え上げてきたヒップ&全身スリムボディ

「食べないダイエット」に絶望していた過去
1年前の酒井さんは、食事を極限まで制限するダイエットを繰り返していた。
「骨のように細い身体に固執して、食べないダイエットを繰り返していました。自己嫌悪に陥る毎日に、1年前は絶望すら感じていたんです」
そこから抜け出すきっかけになったのが、信頼できるトレーナーとの出会いだった。が、初めてトレーナーに会った日に言われた一言に衝撃を受けた。
「お尻、小さいっすね」
「そこで『ただ細いだけが美しいわけじゃないんだ』と気づいたんです」。その悔しさが、酒井さんのトレーニングへの原動力になった。
お尻は幅広い種目で効かせる
トレーニング開始からわずか半年でグランプリを獲得した酒井さんが最も力を入れてきたのが、あの日「小さい」と言われたお尻だ。ヒップスラスト、バックランジといった高負荷の種目から、ケーブルキックバック、アブダクション、ドンキーキックまで、ピンポイントで効かせる種目を幅広く取り入れる。
こだわりは、メニューをその日のコンディションに合わせて決めること。「今日のお尻の状態を見てもらってからメニューを決めます。今日はここを狙おう、と毎回ベストなメニューを組み立てています」
その鍛錬の結果、トレーナーから今ではお尻の仕上がりを褒められるようになったという。「お尻、小さいっすね」と言われた日から半年で、お尻を武器に変えることに成功した。
「もう二度と無茶な痩せ方はしない」
過去には無茶な原料を経験した酒井さん。現在の減量食は、朝に玄米150gと鶏胸肉100g、昼に玄米150g・タンパク源・アボカド・ゆで卵、夜にさつまいも80gと鮭120gとアスパラガス。1日3Lの水分摂取とカルニチン、ビタミンのサプリも欠かさない。
食材の選び方にも明確な理由があると話す。
「玄米とさつまいもで血糖値をコントロールします。またアボカドと鮭から良質な脂質を取り、減量中も肌のハリを保つ。水分とカルニチンで代謝を高く維持するよう心がけています」
かつて「食べないダイエット」を繰り返していた人と同一人物とは思えない、理論的なアプローチだ。
「過去の無理なダイエットの反動で体重が10kg以上増え、今も数値が落ちにくく壁にぶつかることはあります。でも、もう二度と無茶な痩せ方はしません」
食べないことで体重を減らそうとしていた頃と、食べながら身体を変えていく今とでは、身体だけでなく自分への向き合い方が根本から変わったという。
「美しさの概念が180度変わったことで、今の自分をようやく肯定し、誇らしく思えるようになりました」
細ければいいという思い込みを手放し、鍛えることで得られるメリハリの中に美しさがあると知った。その気づきは、同じように食べないダイエットを繰り返している女性たちへの、何よりのメッセージになるはずだ。
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取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:酒井美聡
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