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ダルビッシュ有が筋肉雑誌の表紙を飾る「筋トレをやり始めて急に球が速くなったんです」

近年、スポーツ界でも改めて注目されるようになった“ウエイトトレーニング”。野球界でその重要性にいち早く着目し、15年前より肉体改造に着手してきたのが、メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有投手である。ここでは、ボディビル世界王者で読売巨人軍のトレーニングコーチも務める鈴木雅選手が“ 聞き手”となり、ダルビッシュ投手のトレーニング論を取材。トレーニングの情報収集のため2006年から本誌を愛読し、「鈴木さんは僕にとってはスーパースター」というダルビッシュ投手と、「甲子園のころからダルビッシュさんのことを見続けているファン」という鈴木選手。二人はこれまでメール等での交流はあったものの、面と向かって対話をするのは今回が初めて。競技においてトレーニングが持つ可能性について大いに語ってもらった。

文:藤本かずまさ

鈴木 ダルビッシュさんのことは甲子園で投げていたころからテレビなどで拝見していて、プロに入って3、4年目あたりからすごく身体が変わってきたという印象を受けました。ウエイトトレーニングを始めたのはいつごろからになりますか。

ダルビッシュ 本格的にやるようになったのはプロに入ってからです。2005年、18歳の時にチームのトレーナーから勧められて始めました。当時は「言われたことをただやっているだけ」という状態で、トレーニングに対する意識がとても低かったです。ただ、プロ2年目の2006年は全く結果が出せず、そこで何かを変えなければいけないという気持ちが芽生えました。そして周りの選手たちを見たときに、トレーニングをやっているような気配が全くなかったので、 当時の松坂大輔さん、斉藤和巳さんたちに勝つには、みんながやっていないことをやるしかないと思い、そこから意識して取り組むようになりました。

鈴木 しっかりとトレーニングを行って身体が大きくなったことで、パフォーマンスにどのような効果がありましたか。

ダルビッシュ トレーニングをやり始めてから最初の1、2年の間は体重はあまり変わらなかったんです。ただ、当時マックスの球速が148㎞だったのが、トレーニングを始めて約3カ月後の日本シリーズでは153㎞を投げられるようになりました。これは自分でも驚きました。急に球が速くなったんです。

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