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筋トレ歴約1年でボディビル大会優勝「最速でデカくなるために朝夕のダブルスプリット」

五十嵐誠選手6月11日に開催されたマッスルゲート四国のボディビル75kg以下級で優勝したのは、トレーニング歴がたったの1年という五十嵐誠選手。最速で大きくなるためにダブルスプリットでトレーニングに励む五十嵐選手に身体づくりについて聞いた。

【写真】五十嵐誠選手のバキバキに絞れた筋肉美

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

五十嵐誠選手

ーー優勝おめでとうございます。いつからトレーニングを始めましたか。
「2021年5月からです」

ーーきっかけは何だったのでしょうか?
「遺伝的に軟骨が少なかったらしく、2019年の5月に左膝蓋骨軟骨損傷と診断され、日常生活での歩行に杖が必要になりました。膝は治らず、体重は88kgまで増え、家の中ですらまともに移動できませんでした。生活費のために借金をしながら身体と心の闘病をしていたときに、ふと『杖が必要なこの身体で、ボディビルの日本選手権の舞台に立ちたい』と思いつき、うつ病をある程度治療して、そこからトレーニングを始めました。現在も膝が不安定で、ジム以外では杖を使用しています」

ーートレーニングについて教えてください。
「現在の増量期は朝と夕方のダブルスプリットで行っています。基本1部位につき、トータルで15~30セット。最速で大きくなるために、朝は腕と肩を交互に、夕方は弱点部位の背中と胸を克服するために、2周したら一度脚を挟むという新スタイルを考案しました。これで結果を出したいです」

ーー自慢の部位はどこですか?
「カーフです。パンプすると44cmあります。小さくなるのが不安なので、マシンの最大重量で50レップ×5セットをしています」

ーー栄養面について教えてください。
「食事は大会前から、主なタンパク源を固形物に変えました。サプリメントはクレアチンとマルチビタミンを摂っています。減量中でも炭水化物は250gを絶対に摂るようにしています」

ーー次の目標を教えてください。
「75kg以下級で優勝したのは偶然です。バルクもポージングも、実力が結果に見合っていません。大会参加者や観客の皆さん、審査員の方々に失礼なことをしました。80kg超級に上がれるよう、バルクアップとポージングを磨きます。そしてジャパンカップ新人の部で闘えるようになります」

ーー最後にこれから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「気軽に参加して、何かのきっかけになればいいと思うので、挑戦しましょう!」

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