「幼いころから太ももが太く、お尻が大きい骨格がコンプレックスでした」
北海道で看護師として働く、水野夏実(みずの・なつみ/29)さんは、個性的な選手陣とステージのエンターテイメント性で人気を博すフィットネス大会『サマースタイルアワード』のビキニモデル・プロ選手の顔を持つ。
【写真】水野夏実さんの「迫力デカ美尻」映えるセクシーなマッスルフォト9枚

大会出場歴はわずか1年だが、初出場の2025年に札幌大会で新人・身長別・オーバーオールの三冠を達成してプロ入り。さらにプロ日本頂上決戦でトップ6に登り詰めた実力者だ。
かつてコンプレックスであった大きなお尻は、今や代名詞であり、自慢のアイコンとなっている。努力の結実である、“上向きまんまるヒップの作り方”と、多忙な業務と競技の両立法を聞いた。
「幽霊会員」から「ガチ勢」へ 「何を目指しているの?」へのアンサーで大会出場
「22歳で社会人になり、24時間ジムに入会しました。トレーニング歴は8年になりますが、最初の1〜2年は月に2〜3回しか行かず、『会費を募金している状態』でした」
転機はコロナ禍。ジムが休館になり、「トレーニングできる環境は当たり前のものではない」と痛感。周りがジム通いをやめていくなか、意地でも通い続けるようになったという。
「職場でプロテインを飲んだり、補食をとる姿を不思議がられ、『何を目指してるの?』と聞かれるようになりました。他のスポーツなら趣味で済むのに、なぜ筋トレだけは何かを目指さなけれないけないのか。それならいっそ競技者になって、これを目指していると言える人になってやると思いました(笑)」
美尻レシピ3選
水野さんの得意部位のお尻に対するこだわりは、トレーニング中も日常も徹底されている。
①股関節を柔らかく
「お尻を成長させるには、股関節の柔軟性が鍵を握ると思っています。そのため、トレーニング前後のストレッチは欠かしません」
高校時代のハンドボール(ゴールキーパー)経験で培った股関節の柔らかさを、ストレッチでさらに強化。広い可動域でトレーニングを行うことで、筋肉への刺激を最大化させている。
②「360度まんまる」をつくる、多彩な種目
「種目が偏らないようアプローチしています。特に今は上部からの厚み、下部とハムストリングの境目を作るように意識しています。コーチから、絞ったときにお尻の内側(大殿筋の内側・深層部)が削れていると「かっこわるい」と言われたため、そこにも注力しています。要は、全部やってますね」
お尻の「上部の丸み」は、疲労のないトレーニング序盤にスミスマシンでの「ドンキーキック」で狙い、「厚み」は高重量の「ヒップスラスト」で構築。仕上げに「ケーブルキックバック」などのネチネチ系種目(低重量・高回数)で細部の造形と追い込みを行う。
③階段は2段飛ばし。日常の隙間も尻作り
「日常習慣で意識しているのは、階段を積極的に使うことです」
職場の病棟(3階)からの移動は全て階段を使い、「2段飛ばし」でハムストリングとお尻の下部を意識しながら動くなど、日常生活もトレーニングへと変換している。
看護師業と競技「どちらもあるからより頑張れる」
水野さんの選手活動は、職務への高い意識がもたらした職場からの理解が土台となっている。かつてトレーニングに疑問を呈した上司や同僚は、今や心強いサポーターだ。
「『減量中だから頭が働かない』という言い訳は、命を預かる看護師として許されません。ミスを防ぐための確認作業を徹底し、競技を理由に迷惑をかけないという信念でやっています」
水野さんの現在の目標は、「プロ戦で3位以内に入り、メダルを獲得すること」。武器であるお尻をさらに強調するため、現在は肩の丸みを強化し、理想の姿である「峰不二子」体型を目指している。
「仕事に真剣に取り組んでいるからこそ、仕事のことを一切考えない『トレーニングの時間』や『フィットネスコミュニティ』が精神的なリフレッシュとなり、明日への力になっています」
意思と継続で磨き上げた肉体は、単なる美しさの証明ではない。懸命に生きる姿勢が、自分と人生を愛する力へと昇華されることを、水野さんの笑顔とお尻は教えてくれている。
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取材:にしかわ花 写真提供:水野夏実(Instagram▪︎ketsumi0811)
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。
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