よく、‟筋肉”と聞くと、あなたはまずどこの部位を思い浮かべるだろうか。上腕二頭筋、大胸筋、大腿四頭筋、広背筋、腹筋などはオーソドックス筋肉として、一般的に広く認知していることだろう。しかし、まだまだ細かい筋肉が動物にはあり、とくに脚の筋肉は強く細かく発達させられる部位である。もしかしたら、カッコイイ強い脚がほしい!という人はたくさんいるのでは? 今回は、そんな希望を叶えるべく、2021年日本ボディビル選手権王者・ミライモンスター相澤隼人選手が、‟脚男”こと、2021年日本ボディビル選手権ファイナリストの佐藤茂男選手のもとに武者修行に行ってきた。
取材・撮影:月刊ボディビルディング編集部
デカいハムとお尻の製造法① ニーリング・レッグカール
狙う部位 : ハムストリング、大臀筋
バック・エクステンションでハムストリングのストレッチを行ったあとは、収縮を狙ったニーリングタイプのレッグカールを行う。通常のプローン・レッグカールよりも股関節の伸展が行いやすいニーリング・レッグカールでは、収縮ポジションでかなり強い負荷がかかる。それに加えて使ったマシンは、ハンマーストレングスのプレートローディング式のマシンであった。マシンよりもフリーウエイトに近くなるプレートローディング式のニーリング・レッグカールでは、伸展時の負荷はそこまで強くないものの、膝を屈曲するにつれて重くなり、収縮時ではかなり強い刺激を与えることができた。
レッグカールといえばハムストリングがメインに鍛えられると思われがちであるが、この種目では膝だけの動きに捉われずに股関節も動かすことがポイントである。身体を軽く前後に動かしながら収縮ポジションへ移行し、最終的には股関節を伸展させる。それによりハムストリングのみならず大臀筋に対して刺激を与えることができる。
-コンテスト
-ボディビル, 相澤隼人, 月刊ボディビルディング, 佐藤茂男
これが日本王者の姿!
筋肉とボディビル界のライモンスター、いやリアルモンスター・相澤隼人選手が日本一丸い肉体を持つと言われている、ゴールドジムアドバンストレーナー・加藤直之選手の肩(三角筋)のトレーニングに迫った。あまりの強度と重量に、相澤選手も思わず目がまん丸、すなわち『ポン・デ・ケイジョ』なみの丸さになって...
2019年の東京ボディビル選手権から始まり、ベテラン勢とも交え、日本最高峰の舞台で、その力を発揮する若き王者・相澤隼人選手。2年間のときを経て、大きく成長した姿とは。
取材・文:IM編集部 撮影:北岡一浩
――2019年の日本選手権が終わって、強化してきたポイントを教えてください。...

