コンテスト mens

孫悟空に憧れた筋トレオタクの大学生「中学生のときに自分でバーベルを購入した」

岩井柾讓

カッコイイ身体を披露

“誰でも参加できる”ボディコンテストの登竜門として大きな盛り上がりを見せている『マッスルゲート』。2月23日(水・祝)には、マッスルゲート関東新人戦が行われた。出場者の多い人気のメンズフィジークは、176㎝以下級、新人の部176㎝以下級、大学生の部の3階級で岩井柾讓選手が優勝した。ドラゴンボールの孫悟空、ワイルドスピードのヴィン・ディーゼルに憧れてトレーニングを始め、中学生の頃から自らバーベルやダンベルを購入するなど、昔からトレーニングを行っていたたという岩井選手。現在もストイックなトレーニングや、徹底した食事管理をを行った結果、見事3つの階級で優勝を勝ち取った。

カッコイイ身体を披露【写真】

マッスルゲート関東新人戦 メンズフィジーク
176㎝以下級、新人の部176㎝以下級、大学生の部 優勝
岩井柾讓 選手

――まずはトレーニングを始めたきっかけから教えてください。
「ドラゴンボールの孫悟空とワイルドスピードのヴィン・ディーゼルのようにかっこいい身体になりたいと思い、始めました」

――いつからトレーニングを始めましたか?
「20歳になるちょっと前に始めました。中学生の頃に自分でバーベルやダンベルを購入して少しだけ我流でトレーニングしていた時期がありましたが、本格的にジムでウエイトトレーニングを始めたのは19歳の終わり、20歳になる直前でした」

――トレーニングのメニューはどのように行っていますか?
「今回の大会に向けての減量期は、足と腕以外の部位は基本的にダブルスプリットで行ってました。胸と肩(中・下部、フロント・サイド)、背中と肩(厚み、リア)、背中(広がり、リア)のように組んでいます」

――トレーニング中に意識していることを教えてください。
「重量を追い求めるセットでもなるべくフォームが崩れないように意識していることです。重量がそれなりに重たくなってくるとフォームが崩れ、ケガに繋がりやすいと思います。大会前に大ケガをして出場できないなんて、本末転倒なので毎回気をつけるように意識しています」

――自慢の部位とそのトレーニングを教えてください。
「背中です。2年半前に絞った時から背中だけは週2回以上必ずトレーニングしてました。当時絞った際に、個人的に背中が話にならないくらい小さかったので、反省して取り組みました。なので、他の部位よりかは自信があります」

――トレーニングをしていて良かったことはありますか?
「よく眠れることです」

――トレーニングで辛かった経験などありますか。
「トレーニングは楽しくて続けているので、辛かったことは特にありません」

――普段から食事なども工夫していますか?
「減量期は体重×2~2.5倍タンパク質を摂ることと炭水化物は全体の摂取カロリーの半分ちょっと摂ることを意識していました。脂質は全体の摂取カロリーの20~30%で設定しています。

増量期は体重×3gタンパク質を摂ることは必須にしています。また、炭水化物は体重×6g~摂るようにしています。筋肥大には、この2つの栄養素がとても大切だと考えているので、多めに摂るように意識しています」

――普段摂取しているサプリメントはありますか?
「マルチビタミンミネラル、プロテイン、BCAA、HMB、カルニチン、アルギニン、グルタミンです。」

――減量やバルクアップで意識していることは?
「減量では、摂取カロリーより消費カロリーが上回るように意識しています。
今回、私は大会3週間前から摂取カロリーを一切変えずに、2~3時間のトレーニングに加え、合計3時間の有酸素運動を取り入れました。朝起きてアミノ酸系のサプリを摂り、水を持ってバイクを1時間漕ぎました。トレーニング後は1時間トレッドミルでウォーキングをし、寝る前に1時間クロストレーナーを行いました。1週間で体重が3kg落ちました。仕上がりに大きく貢献してくれました。

また、バルクアップでのトレーニングは高重量を最低8回×3セット行います。食事は、タンパク質を体重×2.5~3gと炭水化物体重×6gを目安にしています。脂質はなるべくクリーンな食べ物を食べています。鯖やゆで卵、アボカドなど」

――大会に出場するようになって周囲の反応や反響はどのようなものでしたか?
「自分をきっかけに筋トレやダイエットに興味を持ってくれて実践し始めた方々が増えてとてもうれしかったです」

――お気に入りのトレーニングアイテム?
「SBDのエルボースリーブです。スカルクラッシャーをやっているときに肘を痛めてから購入しました。それからそれを付けてトレーニングをすると痛みがほぼなく、トレーニングに集中することができました」

――憧れている、目標にしている人はいますか?
「田村宜丈選手です。田村選手の一つ一つの筋肉のセパレーションがハッキリしている、とても綺麗な身体を目標にしています」

――トレーニングや食事の参考になるものは?
「ジュラシック木澤(木澤大祐選手)の公式YouTubeチャンネル『ジュラシックアカデミー』とバズーカ岡田の公式YouTubeチャンネル『バズーカ岡田の筋トレラボ』を常に参考にさせていただいております」

――次の目標を教えてください。
「JBBFの群馬オープン大会で階級優勝、オーバーオール獲得を目標にしています。それに伴い、今回見つかった弱点などをできる限り改善して臨みたいと思います。ポージングやお腹周りのディテール、大胸筋上部の盛り上がりなど」

(取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真:中島康介)

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