日本ボディビル界のレジェンドに憧れた石村重雄51歳「牛肉、レバー、砂肝、ほうれん草、玄米、アーモンドが筋肉食生活の柱」

2月13日(日)、カルッツかわさき(神奈川)にてマッスルゲート神奈川が行われた。本大会は、新人クラスから経験者クラスまで、幅広い出場者が並んだ。今回取材したのは、ボディビルの75㎏超級とマスターズにて圧巻の筋肉を持って優勝した石村重雄選手だ。石村選手はトレーニングを16歳で開始、その後地元神奈川県の体重別で20代のころに優勝。しかし、その後は約20年間ボディビル、トレーニングから離れていた。しかし4年前の2018年、突然家族に対して「大会に出る」と宣言し、その年の神奈川県クラス別ボディビル75㎏超級に優勝した。このようなボディビルヒストリーを持った石村選手には、ボディビルに向き合うための多くのこだわりがあり、今回の取材で答えてくれた。それはどのようなものか、ここで取材の中身をお見せしよう。

取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介 写真提供:石村重雄選手

石村重雄「ボディビルを始めたころに中野ヘルスクラブで小沼選手にお会いしたときの衝撃は忘れられません」

ーーまず、トレーニングを始めたきっかけを教えてください。

石村 高校1年生のときに専門スポーツ(柔道、陸上投擲)の補強運動として始めました。また、4年前にトレーニングを20年ぶりに再開しました。

ーー普段のトレーニングメニューは?

石村 従来通り、コンパウンド種目主体の柔道用メニューを息子と一緒に行った後、アイソレーション種目を行っています。昨年のゴールドジムJAPAN CUP終了後は、「何かを変えなければ身体は変わらない」との考えに至り、オフを取らず、毎回スクワットとベンチプレスを10セットずつ、トレーニングの最後に行いました。「オーバートレーニングであっても、適応できればその時点でオーバーでなくなる」という昭和の論理です(笑)。また、分割などは週5回の2分割で、①懸垂、ベントオーバーロウ、デッドリフト、ハイプル、ベンチプレス、腹筋、ジャンピングスクワットの合計30セットに加え、スクワット10セット、ベンチプレス10セット。②懸垂、ワンハンドロウ、バーベルカール、スクワット、腹筋の合計30セットに、スクワット10セット、ベンチプレス10セットを最後に行います。アイソレーション種目は時間とエネルギーの許す限り行います。

ーートレーニング中に意識していることとは。

石村「Harder than last time」、前回のトレーニングより、少しでも進歩すること。1㎏でも重く、1回でも多くと。

ーー自慢の部位と、そこのトレーニングを教えてください。

石村 自慢できる部位は正直ありません。ただ、断裂した上腕二頭筋と僧帽筋が目立たなくなるほど、腕と背中の筋肉を発達させることが目標です。

ーートレーニングをしていて良かったことは?

石村 健康を実感できることです。減量期は除きますが。また、息子の成長をダイレクトにサポートできることと、得難い仲間、友人ができたことが良いことです。

トレーニングをしていて辛かったことと、それを乗り越えた方法とは?

ーー4年ほど前、約20年ぶりにトレーニングを再開した際に味わった筋肉痛は想像を超えるものでした。 しかし、家族に、「大会に出る」と宣言してしまった手前、引くに引けなくなってしまいました。 その後もケガをしたり、体調が悪くなったり、大会に出ても思うような結果が出なかったりと辛いことは多かったです。ですが、息子と一緒にトレーニングをするようになって、モチベーションが上がり体調も良くなりました。それでも行き詰るときはありますので、その際は同年代の横浜マリントレーニングジムの谷澤会長の的確でストレートなアドバイスを仰ぐようにしています。

ーー食事でこだわっていることは何でしょうか。

石村 食べ過ぎないことに加え、自分の体質にに合った食材(おいしく感じてエネルギーレベルが上昇し、かつ体調が良くなる実感のある食材)を摂るようにしています。この年になってやっとそれが分かってきました。牛肉、レバ、砂肝、ほうれん草、玄米、アーモンドが食生活の柱です。

ーー摂っているサプリメントがあれば教えてください。

石村 プロテイン、マルチビタミン、クレアチンを摂っています。販売されているほとんどのサプリメントは摂取しましたが、私の場合場合ほとんど効果が感じられず、結局はこの3種類に落ち着きました。

ーー減量で意識していることとは。

石村 カロリーは計算しますが、ここでもやはり自分に合った食材を摂るようにしています。同じカロリーでも、体調やエネルギーのレベルが違いと感じるので。

ーーバルクアップで意識していることがあれば教えてください。

石村 食材は変えずに食べる量を増やすようにしています。現在、消化できる限りカロリーを4,500キロカロリーに増やしています。

ーー大会に出場するようになって周囲の反応はいかがでしょうか。

石村 応援してくれる方が多いですが、同年代の友人、知人からは、「この年になって酒も飲まない、おいしいものも食べないで何が楽しいの?」と言われることもあります。お酒は元来飲めませんし、今食べているものをおいしいと感じており、さらには好きなボディビルをやることができていますので、私自身は全く気にしておりません。

ーーお気に入りのトレーニングアイテムはありますか?

石村 昨年、奮発して購入した、鍛錬の『マッスルスタッフ』は、とても使いやすく気に入っています。

ーー石村選手が目標にしている方はいますか?

石村 小沼敏雄選手です。ボディビルを始めたころに中野ヘルスクラブで小沼選手にお会いしたときの衝撃は忘れられません。「何をどうやったらこのような人間離れした身体になるのか…」との思いが頭から離れなくなり、ボディビルにのめりこみました。今も憧れの存在です。

ーートレーニングや食事の参考にしているものありますか?

石村 石井直方教授の著作を可能な限り購入し、参考にしています。

ーー次の目標を教えてください。

石村 大会の順位はもちろん重要だと思っていますが、それよりも昨日までの自分を超えたいと常に考えています。

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マッスルゲートの王者たち

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