今年も世界中の様々な業界から悲鳴が上がっている。多くの人たちがもがき苦しみ、まさに生き地獄が続いているのだ。トレーニング業界も例外ではない。度重なるロックダウンや自粛で、ジムオーナーはもちろん、トレーニーたちも従来どおりのトレーニングができずに嘆き悲しんでいる。しかも、まだまだ先が見えてこない。不確実な要素ばかりが次々と浮上し、不安は募るばかりだ。今のうちに自宅でのトレーニング習慣を身につけ、基礎体力と基礎筋力を養っておく。そうすれば、いざジムに入会したときに、様々な器具を最初から活用し、存分に筋肉への刺激を強くしていくことができるはずだ。
文:William Litz 翻訳:ゴンズプロダクション
経験ゼロの人のホームトレーニング
まだジムでトレーニングしたことがなく、ジム通いする前に基礎体力をつけておきたいという人は、この段階で器具などを買って用意する必要はない。自重だけを負荷にして行える種目はたくさんあり、それだけでも基礎的な筋力を身に付けていくことができるのだ。
具体的に、自重を使ったワークアウトはどのような種目で構成すればいいのかを確認しておこう。
自重を使ったワークアウト
【ウォームアップ1】
ジャンプロープ(縄跳び)、ジャンピングジャック、バーピー、ジョギングなどで身体を動かし、血流を増やし、軽く汗が出る程度にしておく。このウォームアップは5~10分ほど行う。
【ウォームアップ2】
ウォームアップはもう一つある。これは、本番のワークアウトをはじめる前のウォームアップと考え、次の種目を行う。
①スクワット×20レップ
②プッシュアップ(腕立て伏せ)×10~20レップ
③ショルダーローテーション(肩回し)×20レップ
④シットアップ、またはクランチ×20レップ
⑤胸筋、広背筋、腕、ハム、大腿四頭筋のストレッチ
【本番のワークアウト】
2つのウォームアップを終えたら、いよいよ本番のワークアウトだ。以下の順番で各種目を行う。ワークアウトは週3回、1日おきがいいだろう。