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四国の大学生メンズフィジーク王者はマンデルブロトレーニングでバルクアップした

6月11日に開催されたマッスルゲート四国。メンズフィジーク大学生の部で優勝したのは香川大学農学部に通う川上颯心選手。ここでは、トレーニングや栄養について聞いた。川上選手が取り組んでいるトレーニングはマンネリ防止に役立つとされる「マンデルブロトレーニング」だった。

【写真】川上颯心選手の見事な逆三角形

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

川上颯心選手

――2カテゴリーでの優勝おめでとうございます。いつからトレーニングを始めましたか。
「高校2年の秋から学校のトレーニングルームに行くようになり、ジムに入会し本格的なトレーニングを始めたのは去年の4月です。高校1年のときにダイエットをしたらメリハリのない、ただやせ細った身体になってしまい、『こんな身体のままでは嫌だ』と思ったのがトレーニングを始めたきっかけです」

――現在のトレーニングについて教えてください。
「4分割で、胸・二頭、背中・三頭、肩、脚・腹筋です。トレーニングは低重量、中重量、高重量を毎週変えるマンデルブロトレーニングを採用しています。筋肉の起始停止と作用を理解して、その意識をしながら負荷を逃がさないようにしています」

――大学生活との両立についてはいかがでしょうか。
「無駄な時間をつくらないようにしています。減量期は朝の有酸素をしながら学校の勉強をしていました。また、学校が終わるとすぐにトレーニングをして、直後は血流がよくなり脳が良く働くのでそのままバイト(塾講師)に行っていました」

――栄養面について教えてください。
「栄養は食材からとり、人工甘味料など添加物はとらないようにしてます。カロリーとPFCは把握することです。」

川上選手が摂取しているサプリメント
マルチビタミン…ビタミンB群が50㎎ずつ含まれており、αリポ酸も含まれているから
ビタミン…………筋肥大と免疫向上
グルタミン………トレーニング後の筋分解抑制、免疫向上
EAA……………トレーニング中の筋合成の最大化、分解抑制

減量前の川上選手

減量前の川上選手

――減量で意識していることはありますか?
「無心で淡々と食事、トレーニングをすることです。また、筋量の減少を最小限に抑えるため、使用重量は落とさないようにするよりも伸ばしていく意識でいました。ただ、今回は減量幅が16㎏あり、その焦りで停滞を打破する手札を早くから切りすぎたことは失敗でした。そのため、減量末期はどんどんカロリーを下げて運動量を上げていく悪循環に陥ってしまいました。次回は、計画的に手札を切り、一回で2枚以上切らないようにしていこうと考えています。また、オフでも脂肪をのせすぎない食事管理をしていく予定です」

――逆にバルクアップで意識していることは?
「食事は気にせず食べていたらすぐに体脂肪が増えてしまう体質なので、クリーンな食材でカロリー計算はしっかり行い食欲コントロールをしながらバルクアップすることを意識しています。また、好きなものを食べる外食は週に1回までにしています」

――次の目標を教えてください。
「今回の大会よりもハードなコンディションで仕上がり体重を78㎏にすることです」

――これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「減量はとてもきついものですが、優勝する自分を常にイメージして、妥協のない最大限の努力をしてください」

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