7月27日に東京ビックサイト東ホールで開催されたマッスルゲート東京スポルテック。本大会のメンズフィジーク176cm超級、クラシックフィジーク175cm超級、ボディビル新人の部の3カテゴリーで優勝を達成した柴田雄紀選手。ここでは、バキバキの身体を作り上げた方法、そして今回上手くいったという減量のコツを教わった。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
柴田雄紀選手
──いつからトレーニングを始めましたか。
「本格的に始めたのは2017年です。中学から社会人まで野球をしていましたが、次女が生まれた際に野球へ割く時間がなかなか取れなくなったので、一人でもできるスポーツを探していました。筋トレだったら家族が寝ている間でもできるということで、そこからトレーニングを本格的に始めました」
──社会人まで野球をやられていたのですね。現在のトレーニングメニューを教えてください。
「脚、胸、背中、肩、腕、背中・肩 のルーティンで回しています。弱点である背中とメンズフィジークで重要となる肩の頻度を増やし、強みである脚・胸・腕に関しては週1日で回すルーティンとなっています。1種目目のトレーニング強度を高めて、オールアウトするくらい追い込むことを意識しています」
──身体が変わっていき、変化はありましたか。
「年齢よりも若く見られることが多くなり、Tシャツ+ジーンズのスタイルが似合うようになりました」
──仕事とトレーニングの両立について苦労、工夫していることは何ですか。
「会社で商品企画をしています。周りにトレーニングをやっていることを宣言して、理解をいただけるように努めています。あとはうまく仕事のフレックス時間などを利用して、朝早い時間などにトレーニングを行ったりしています」
──栄養面ではいかがでしょうか。
「なるべくストレスフリーを心掛けています。昨年は食事内容にこだわりすぎて神経質になっていた部分もありましたが、それが逆にストレスになっていたところもありました。今年はベーシックな部分(脂質をなるべく避けて、適正なたんぱく質量と炭水化物を多めに)は押さえつつ、食材に関しては多少内容が変わっても気にしないことにしました。1日の摂取カロリーがある程度守れていればOKとしています」
──バキバキに絞れていますが、減量ではどういったところを意識されていますか。
「減量期間、カロリー収支、トレーニング強度の3つになります。特に減量期間ですが、今年は長めの4か月半にしました。昨年は3か月半ほどでしたが、1か月ほど減量期間を増やしたことで精神的な余裕とカロリーを大きくカットすることなく、減量をすすめることができました」
──次の目標を教えてください(大会以外でも可)
「来年以降、メンズフィジークJBBFブロック選手権優勝、クラシックフィジーク JBBF東日本選手権優勝、ボディビルJBBF県大会優勝を目指したいと思います」
──3カテゴリーでのタイトルを狙っていくわけですね。最後に、これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「まずは出たいと思ったら迷わず出ることをおすすめします。結果はともかく、しっかり出る大会を決めて減量するとおのずと弱点が見えてくるので、まずはそれを認識することが大事かと思います」