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狂気の男にしごかれまくった筋肉美でボディフィットネス女王に

7月29日(金)東京ビッグサイト東展示棟の特設ステージで行われた『SPORTEC CUP 2022』。本大会は同年に開催される世界大会『アーノルドクラシック』への出場権獲得が懸かっているため今年もハイレベルなものとなった。また、9月18〜19日に行われるフィットネス競技(メンズフィジーク、メンズフィットネス、ボディフィットネス、ビキニフィットネス、ウィメンズフィットネス、フィットモデルの総称)の階級別日本一を決める闘い『オールジャパンフィットネス選手権』での勝者を占う大会にもなっている。本大会ボディフィットネスで優勝したのは澤下美香選手。‟狂気の男”こと合戸孝二選手がオーナーを務める静岡県藤枝市にあるマッスルハウスジム所属だ。

【写真】澤下選手がステージ上で見せたのは狂気の男に鍛えこまれた分厚い筋肉美だった

澤下選手は2019年よりビキニフィットネスで競技デビュー。静岡県選手権を皮切りにメキメキと実績を付け、2021年には静岡県選手権ビキニフィットネスでオーバーオール優勝、さらにはSPORTEC CUP 2021にも出場を果たすも、結果は5位入賞に留まった。

その後、周りの方からのアドバイスを受け、ボディフィットネスに転向を果たす、そしてSPORTEC CUP 2021の2カ月後に行われた東海選手権では見事優勝。オールジャパンフィットネス選手権では、35歳以上160㎝以下級で3位と、表彰台を勝ち獲った。

「昨年スポルテックカップに出たときに、審査員の方や見てくれていた方々に『ボディフィットネスの方が向いているよ』と言われたんです。ビキニだと評価されにくいということで、その後急遽、ビキニで出ようとしていた東海選手権でボディフィットネスに転向したんです。昨年の時点で今回のスポルテックカップは考えていました。というのも、優勝すればアーノルドクラシックに出場できますし、費用負担もあるということでした。また、昨年ビキニで優勝した(片平)愛子ちゃんのクオリファイは1年持ち越しになっていたのもあって、一緒に行けると思ったんです」

次戦はいよいよオールジャパンフィットネス選手権となる。澤下選手はどこまで順位を伸ばすのか。そしてさらなる仕上がりとステージングへの期待も高まる。澤下選手に、オールジャパンフィットネス選手権への課題を聞くと。

「ポージングですかね……。苦手でもありますし、本当に頑張らなきゃなと感じました。あとは絞りもまだまだ足りないと思いました。合戸さんには直前まで『もっと絞んなきゃダメだ』と……。トレーニングも、もっと重量を求めて取り組んでいく必要性が感じられました」

取材・文:月刊ボディビルディング編集部 写真:中島康介

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