8月14日に開催されたマッスルゲート関西のメンズタンクトップ 176cm以下級で優勝した坂本浩一選手(47)。25kgの減量に成功しての制覇となった。肉体づくりへの拘りと減量やトレーニングで苦労した点などを中心に聞いた。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
坂本浩一選手
――いつからトレーニングを始めたのでしょうか?
「2020年6月です。身体を動かさない仕事に就いたので、運動不足解消のために始めました」
――どんな仕事をされているのでしょうか。
「建設業の重機運転手です」
――今大会へ向けて、どんな苦労をされてきたのでしょうか。
「大会2カ月前に『筋肉は全身未熟で、脂肪が多過ぎて間に合わない、そんな身体じゃ使い物にならない』など散々言われました。そこから負けずに頑張りました」
――反骨心で乗り越えたと。当初は、どんな肉体だったのですか?
「減量に入る前のオフの体重は93kgで、体脂肪は28%ありました。そこから諦めずに頑張りまして、68kgまで落として絞りました」
――それは、かなりの減量幅ですね。
「今大会の反省点でもありますが、減量幅が大き過ぎたのと急激に絞り上げたので次は太り過ぎないように、また時間をかけて筋肉を落とさないように絞りたいです」
――どんな減量をしてきたのですか。
「どんなにハードに減量してる時もタンパク質だけはしっかり摂ることと、塩分・水分を抜かないことです。有酸素運動をするより食事を減らす方が、時間も体力も無駄がないので、有酸素運動は極力減らして食事で落としました」
――普段のトレーニングメニューを教えてください。
「胸・三頭筋、脚・腹筋、背中・肩、腕、4分割で翌日は休みにしています。毎セット限界まで行う事と、とにかく強い刺激を入れる事を意識してきました」
――トレーニングをしていて辛かったことや乗り越えた方法を教えてください。
「トレーニングを休む事が怖くなり、強迫観念に囚われてしまった事がありましたが、トレーニングにゴールは無い!いつまでも続く事なのでとにかく焦らない、休むこともトレーニングのうち!と言い聞かせて取り組むようにしました」
――トレーニングをして得たものはありましたか?
「自信が持てて、色々なことに前向きに取り組めるようになりました。いつかは、ボディビルにチャレンジしたいと思っています」