メンズフィジーク骨格最強の男が新階級誕生で王者に君臨
9月19日(月・祝)、神奈川県・茅ヶ崎市民会館で公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催『オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2022』が行われた。昨年までは年齢別+身長別によるクラス分けで行われていたが今年からは、マスターズカテゴリー(35歳以上)と年齢分けをなくし、身長別カテゴリーで2日間にわたり開催された。メンズフィジーク180㎝以下級では、昨年本大会40歳未満176㎝超級でグランドチャンピオンシップス2位に輝いた直野賀優選手に次ぐ2位となった穴見一佐選手が、今年新設された180㎝以下級で優勝。直野選手と直接対峙することは今大会ではなかったが、10月1日(土)に行われるグランドチャンピオンシップスでは、2人の大きな身体が並ぶことだろう。
穴見選手は昨年は5月30日に行われたマッスルゲート東京を皮切りに、メキメキと仕上がりを上げていった。広い幅のある骨格を活かした伸びのあるポージングと、起始から停止にかけた筋腹の長い筋肉で見せる身体は、他とは一線を画した。その反面、速い動きのポージングや身体の厚みの面で課題を残す結果となり、改善も必要と感じられた。そして今年の初戦となった今回のオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2022メンズフィジークでは、その課題を見事に改善したように見えた。ポージングで言えば、動作一つひとつに安定感や余裕のある振る舞いが感じられた。また、筋肉や身体の面では、胸回り全体の厚みが増し、ミッドセクションも内側にめり込むような筋肉の堀が感じられ昨年から確実に強化されているようだ。
同じ長身ボディを持つ直野選手とは異なるタイプの身体だが、次のグランドチャンピオンシップスではその違いがどんな評価となるのか。幅の穴見、厚みの直野、2人の長身バトルが迫っている。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
次ページ:幅広い骨格に筋腹の長い筋肉が際立つ穴見選手の肉体美
JBBF関連の記事
9月4日に石川・本多の森ホールにて、クラシックフィジークの国内ナンバーワンを決める『JBBF第2回日本クラシックフィジーク選手権大会』が開催された。168cm以下級、171cm以下級、175cm以下級、175cm超級の4クラスに分かれて、日本一が争われる。クラシックフィジークは昨年度よりJ...
8月28日に開催された年齢別日本一を決める『JBBF日本マスターズボディビル選手権』でマスターズ50歳以上70kg超、マスターズ50歳以上級オーバーオール、マスターズ40歳以上・50歳以上・60歳以上級オーバーオールで3冠を達成した井上裕章選手。井上選手は今大会だけでなく、は去る8月14日...

