44歳・左官職人が倉庫をジムに改造!筋肉ボディを極める【筋肉道Vol.30】

トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、左官職人として働きながら身体づくりに取り組む植田誠吾さん(44)。コロナ禍を機に自宅の倉庫に自作でホームジムを作り上げた植田さんのトレーニングとの向き合い方を辿る。

【写真】左官職人・植田さんの鍛え上げた筋肉

「まだ小さいころ、建築業を営んでいた父親の大胸筋が凄かったのを見てこんな風になりたいなぁっとずっと思っていました。しかし、小学4年生くらいからブクブクと太り始めてしまい……、それでも父親みたいな大胸筋になりたいという思いはずっとありました。それから20歳くらいまで本当に太っていて、その時初めてダイエットして20キロの減量に成功しました。当時、自宅で腹筋、腕立てをしていましたが理想の大胸筋にはなかなか届かず、何年か経ってから自宅で行うだけでは限界があると思いジム通いをスタートしました。そこからトレーニングを続けているうちに、地元の先輩がボディコンテストに出たという情報を聞き、自分も挑戦してみたいと思うようになり、ボディコンテスト出場を目指すことにしました」

植田さんが挑戦の舞台に決めたのは、俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。持ち前のバルクのある筋肉美で優勝を重ね、PRO選手(今までの成績から選抜された選手)登録まで一直線に突き進んだ。そんな植田さんの現在の職業は“憧れの大胸筋の持ち主”であるお父さんの仕事を継ぎ左官職人に。じつはかなりハードな仕事のようで、仕事をしながらコンテストに挑戦し続けるには苦労も多いという。
「左官職人は夏は炎天下のなか、コンクリートを鏝で綺麗にしたり壁を塗ったりしています。逆に冬は寒くてなかなかセメントなどが乾かない日も多く時間が読めないことも多々あり……。何より、夏の減量中はまさに地獄です。朝から夕方まで動きっぱなしで一日中汗がボトボト……、パンツまでビショビショになり、一日中有酸素運動をしているような感じです。本当に左官職人はハードな仕事なので減量期はとくに辛いです」

ハードな仕事をこなしながら、身体づくりに取り組んでいた植田さんだったがコロナ禍の影響でジムが軒並み営業を自粛する事態に。そのときにとある出会いが訪れた。
「ジムが使用できないで困っていた際に、モリヤさんの商品と出会いました。モリヤさんの代表商品でもあるベンチプレスを購入してやり込んでいたら、ほんの少しですが大胸筋が大きくなったと体感しています。また、自宅の倉庫に購入した商品を設置して、ジム代わりに活用しています。モリヤさんの商品はめちゃくちゃいいのに、値段もリーズナブルなので個人でも購入しやすくて本当に助かっております」

モリヤとは、ダンベルやウエイトトレーニングマシンを独自で開発・販売をしていて、良質なマシンとリーズナブルな価格に定評がありトレーニー達からも人気のマシンメーカーだ。倉庫にそのモリヤの商品を設置してジム化をはかりつつ、最近では建設業の知識を活かしてラットプルダウンなどのマシンを自作で作ってしまうほどの熱中ぶりだ。
「重りの台まで自作して、ラットプルダウンに付け替えるとロウイングもできます。滑車にワイヤーで引っ張っているので、これが以外にもめちゃくちゃ効きます!ちなみに筋トレ部屋も骨組み以外は下地から内装を塗る作業まですべて一人でやりました」

自分の努力次第で、身体もトレーニング環境も変えることができると確信した植田さんには今後のビジョンが明確にある。
「今後の目標はPRO戦で入賞・優勝することです!そのためには、これからもトレーニングも減量も頑張ります。そしてサマスタといえば“植田誠吾”っと思ってもらえるような選手になりたいと思っています」

12月3日に控えるPRO戦には、全国各地から実力者が集うハイレベルな闘いになるだろう。1年間のトレーニングの集大成として植田さんが披露する肉体美に注目したい。

取材:FITNESSLOVE編集部 写真提供:サマースタイルアワード実行委員会

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