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10カ月間の減量を乗り越え、元営業マンが磨き上げた筋肉美。念願の初タイトル獲得!

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)関東予選」が10月10日(月・祝)、東京・日野市民会館で開催され、4年ぶりにボディコンテストに復帰した染谷和伸選手(24)がSURF MODELとSTYLISH GUY・トールの2冠を果たした。均整の取れた肉体美が光る染谷選手、プライベートで見せる意外な素顔とは?

【写真】10カ月の過酷な減量を経て、染谷選手が磨いた筋肉美

染谷選手がトレーニングを始めたのは大学時代。

「長くフットサルをやっていて大学も体育大学に進学しました。入学したときは66㎏くらいと細かったのですが、体育大だけに周りの学生がみんなゴツかったんですね。その姿に触発されて自分も筋トレしようと思ったのがトレーニングを始めたきっかけです」

2018年には「SUMMER STYLE AWARD × DREAM」のカレッジ部門でボディコンテストに初挑戦し、結果は6位。「大会はもういいかな」と見切りをつけ、トップ自動車メーカーの営業マンとして社会人生活を歩み始めた。そんな染谷選手の“コンテスタント魂”に再び火がついたのは昨年のことだ。

「大学時代からお世話になっていた先輩がサマスタのプロ選手で、去年応援で日本大会を観にいったんです。そのとき、『僕もこの舞台にもう一度立ちたい!』と思って、サマスタへの再挑戦を決めました」

去年の12月から10カ月間、過酷な減量に取り組む一方、3カ月前には営業マンからパーソナルトレーナーに転身。公私ともにトレーニング漬けの日々を送り今大会を迎えた。

今大会では、まずSURF MODELで優勝。ボディコンテスト初タイトルの喜びもつかぬ間、本命のSTYLISH GUY・トール部門に出場すると、ポーズや表情を通してまさにスタイリッシュを地で行く世界観を表現。優勝が決まった瞬間、思わず片膝をつき感涙にひたった。

STYLISH GUYの総合優勝にあたるオーバーオールは逃したが、晴れの舞台に立ったときの心境を、自身のSNSでこんなふうに表している。

【各階級チャンピオンの一騎打ち。オーバーオール。この舞台に立てたことが本当に夢のようでした。一生終わってほしくなかった。1ポーズ1ポーズこの幸せな時間を噛み締めてポージングしてました。本当に本当に楽しかった!!!】

そんな染谷選手、プライベートでは“TWICEが好きすぎるTWICE系TikToker”として、トレーニング動画の合い間にTWICEの完コピダンス動画もあげている。そのダンス特訓がステージングにも活かされるか?ユニークな二冠王者が誕生した。

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住。

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