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絶対王者が見せた彫刻筋肉!カムバック出場で貫録の金メダル獲得

“サマスタ”の愛称で知られる、人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。その最終予選となる「ALL JAPAN QUALIFY」が11月12日(土)、埼玉県・三郷文化会館で開催された。決勝大会への切符を掴むべく白熱した闘いが繰り広げられるなかで、会場のボルテージが急上昇したのがSPORTS MODEL (ビースティ)Tallクラスでの一幕。なんと、PRO選手として長年活躍していた“絶対王者”の田中健斗選手(30)が、3年ぶりにサマスタにカムバック出場したのだ。

【写真】さすがの筋肉。“絶対王者”田中選手が見せた彫刻ボディ

田中選手は2016年からサマスタに出場。全体的にバランスの取れた肉体美と綺麗に割れた腹筋を武器に着実に結果を残し、翌年の2017~2019年までビースティクラスのPRO選手としてハイレベルな選手が揃うなかでも3年連続で総合優勝を果たすなど、タイトルを総なめにしてきた人気選手。2020年には他団体に出場し結果を残すも、仕事に本腰を入れるため翌年以降はコンテスト出場からは遠ざかっていた。

そんな田中選手が3年ぶりにサマスタの舞台に戻ってきた。
ビースティTallクラスの審査が始まり、エントリーナンバーのコールとともにバキバキに仕上げた田中選手が登場すると思わず会場がどよめいた。数々のコンテストに出場してきた経験は、まったく鈍っておらずポージングも圧巻。さすがの貫禄を見せつけてクラス優勝を果たすと、その勢いのままオーバーオールチャンピオン(総合優勝)にも輝いた。

「久しぶりのコンテストだったので、楽しんで臨めたらいいなと思って出場しました。仕事との両立が難しい部分がありましたが、なんとかコンテスト当日を迎えられ、良い結果ももらえて良かったです」

田中選手は現在、『THE PERSONAL GYM(ザ パーソナルジム)』というトレーニングジムを都内4箇所(新宿御苑、麻布十番、錦糸町、六本木)に開業。他にも今まで培ってきた経験を仕事に活かし、経営者として様々な新規事業にも取り組んでいるという。

そんななか、一緒に働くスタッフやお客様の頑張る姿に感化され、「自分もラフな気持ちでもう一度楽しみながらコンテストに挑戦できたら」との思いで、大会復帰を決めたのは良いもののじつは少しだけ苦しい時期もあったようだ。

「トレーニングはライフスタイルの一環として常日頃から取り組んでいますが、コンテストに出場するとなるとそのための身体づくりや徹底した食事管理も必要になってきます。仕事も大事な時期で忙しくさせていただいていますので、正直キツかったですね(笑)」

今後については、「一番は仕事なので、タイミングをみてまた出場できたら良いと思っています」と話していた田中選手。大会後SNSには、「健斗さんが帰ってきた!」「ビースティのレジェンド!さすがすぎる」など称賛の投稿が溢れ、出場を待ち望む人たちも多いだけに、“絶対王者”の次戦にも注目が集まる。

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:田中郁衣

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