コンテスト mens

辛い経験から一変。人生が好転したのは"筋トレ"のおかげ!?【筋肉道Vol.52】

黒崎祐香さんトレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、ベストボディ・ジャパン京都大会グランプリなどの実績を持つ黒崎祐香さん(41)。黒崎さんは3年前に不妊治療で激太りし、さらに死産によって心もボロボロになったという。そんなとき"筋トレ"を始めたことで人生が好転したという黒崎さんのトレーニングライフを聞いた。

【写真】黒崎さんのメリハリボディ

黒崎さんは3年前のつらい経験から立ち直るために筋トレを始める。
「不妊治療による薬などの副作用で10kg以上太ってしまいました。さらにせっかく妊娠できたのに、うまくいかなくて死産。追い打ちをかけるように子宮の病気になってしまい、1カ月寝たきりの状態になりました。退院後に健康でいることの重要性、女性として体型を元に戻したいという思いからジムに入会し、筋トレを始めようと思いました」

初めのうちは自分の体型が恥ずかしくて、ジムに通うのも嫌だったという黒崎さんだったが、あることに気が付くとトレーニングも楽しくなっていったという。
「公園で子どもを見るだけで、自分に対してネガティブな気持ちになってしまい、ジムでも太っている自分が恥ずかしくて体型を隠すためにダボっとしたTシャツやパンツでトレーニングをしていました。しかし、ジムでトレーニングしている人たちはみんな自分と戦っているんだということに気が付いて、私も周りが気にならなくなり、ジムという空間が心地よくなってきました」

黒崎さんは38歳のときにトレーニングを始めて、40歳でベストボディ・ジャパンに挑戦する。
「2年間で14~15kgほどの減量に成功して、コンテストにも出場したいと思い、ベストボディ・ジャパン京都大会に出場しました。そこでグランプリをいただけたのがうれしくて、今年もコンテストに挑戦しています」

つらい経験を克服し、コンテストでも実績を残す黒崎さんは自身のインスタグラムなどで悩みを持つ女性に向けて、筋トレの素晴らしさを発信している。
「トレーニングを始めて前向きになれました。3年前はヒールを履いてビキニを着てステージに立つなんて考えられませんでした。筋トレをすると健康にもなれますし、気持ちも明るくなります。38歳からでも遅くないということをインスタグラムでは伝えています。反応してくださるかたが『私も頑張ります』とか『ベストボディ・ジャパン観てみます』などの反応をしてくださると、フィットネスが広がっているのを実感できてうれしいです」

トレーニングは週3日、1回1時間という黒崎さんは「コンテストに出るだけがボディメイクじゃないので、自分のペースで健康的に筋トレを取り入れてほしいです」と最後にメッセージをくれた。

次ページ:黒崎さんのメリハリボディ

取材・撮影:FITNESS LOVE編集部

次のページへ >


-コンテスト, mens
-