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美背中を武器にサマスタ日本一を目指し躍進!「元気やパワーを与えられるような存在になりたい」

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード) 」。その年内最終戦となる『2022 JAPAN PRO GRAND PRIX』が12月3日(土)、東京・TFTホールで開催され、PRO選手たちが洗練された筋肉美を競い合った。130名を超える選手のなかから、ベティ(ビキニ)部門の注目選手をピックアップして紹介する。

【写真】美背中を披露した宮川瑞加選手のポージング

サマスタの女性カテゴリーのなかでもっとも筋量を求められ、引き締まったバランスの良い筋肉美をビキニ着用で競い合うベティ(ビキニ)部門。今大会には27名の選手がエントリーし、例年以上の激戦が繰り広げられた。そのなかで、昨年の6位から4位へと順位をあげ、たしかな成長の跡を見せたのが宮川瑞加選手(25)だ。

パーソナルトレーナーとして活動するかたわら、3年前からボディコンテストへの挑戦をスタート。サマスタの各地方大会で優勝を重ね、PRO選手契約を果たした昨年、日本6位に入賞と早くも素質を開花させた。

「たくさんの人に私という存在を知ってもらうことで、ボディコンテストやサマスタの魅力に触れてほしい。逆に、サマスタを通して私のことも知ってもらいたい。順番はどちらでもいいので、一人でも多くの人に笑顔や元気やパワーを与えられるような存在になりたいと思っているんです」

今大会では特に、笑顔や元気を届けたい人がいた。ボディコンテスト挑戦の最初から、ずっと応援してくれている母親だ。

「今、母はがんと闘っています。私が頑張る姿や、一歩でも目標に近づけている姿を見てもらうことで、少しでも力になれたら。その気持ちで今回は臨んだし、減量中もそのことを常に胸に抱きながら頑張っていました」

母は今回、ライブ配信で娘の奮闘を見守っていたという。

「私は学生時代、13年間バスケットボールをやっていたのですが、お母さんは私の試合を応援することがすごく楽しかったそうです。3年前にボディコンテストと出会ったことで、私も母もあの頃の楽しさがまた蘇ってきた。競技は違っても、目指しているものや向かう場所は一緒なので。見てらえる場や環境を与えてくれたサマスタにはすごく感謝しています。そして、これからも母に見守っていてほしいなと思います」

今年5連覇の快挙を達成したサマスタの“絶対女王”射手矢味香(いてや・みか)選手ら、ベティ部門トップクラスの実力は盤石。それでも地道な努力を重ね、いずれは高い壁を超えていきたいと夢を語る。

「目標はもちろん日本一。そこの芯だけはぶらさず、頑張ります!」

取材:藤村幸代 撮影:中原義史

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執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住

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