「まずはステージに立てたことが嬉しいです」
12月10日に行われた『自衛隊プレミアムボディ』のレディースクラスで3位入賞した栗山博美さん(33)は、エントリーした自衛隊員とともにステージに立てたことを喜んでいた。任務遂行が第一優先の自衛隊は減量やトレーニングに励んだとしても、有事の際はステージに立つことはできないからだ。
栗山さんは自衛官であるお父さんの背中を追って陸上自衛隊に入隊を決める。
「父のように私も人の役に立つ仕事がしたいと思い、19歳のときに自衛隊員になりました」
4歳と小学2年生の2人の母としての顔を持つ栗山さんは、育児と仕事の毎日に追われていた。
「自分が望んだ生活でしたが、何かに没頭したり、全力で何かを成し遂げるということがない日々を送っていました。そんなとき『自衛隊プレミアムボディ』の募集要項にあった『なりたい自分への後押しをします』という言葉に惹かれて、挑戦しようと決意しました」
9月末にエントリーを決意し、2カ月ほどで7kgの減量に成功した栗山さん。
「朝4時に起きてジムに行って、家事、仕事をして、子どもを迎えに行って、また家事をしての繰り返しでした。以前とは違い、トレーニングをするという自分のための時間、自分がやりたいことがやれる時間が取れることが楽しくて、協力してくれる旦那さんや子どもたちを含め、周りへの感謝の気持ちでいっぱいでした」
3位入賞を果たした栗山さんは最後に「子どもたちから『ママの腹筋、チョコレートみたい』と言われているんです」と笑顔で話してくれた。
取材・撮影:FITNESS LOVE編集部