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46歳・新女王が披露したくびれ際立つS字ボディ。身体づくりの秘訣は“常に楽しむこと”

筋肉美を競いながらも、エンターテインメント性が高いと話題のボディコンテスト『Super Body Contest(スーパーボディコンテスト=以下SBC)』。昨年12月には埼玉・サンシティ越谷にて1年を締めくくる決勝大会「SBC 2022FINAL」が開催され、基幹のSBC部門ではChampion of show(総合優勝)に黒川紀子さん(46)が輝いた。ここでは昨シーズンを振り返ってもらうとともに、今シーズンの意気込みを聞いた。

【写真】黒川さんのくびれ際立つS字ボディ

「2021年からSBCに挑戦をさせていただき、その年の決勝大会ではファーストコール止まりで入賞もできませんでした。その悔しさを糧に2年目となる昨シーズンは、SBC FINAL大会での総合優勝を常にイメージをしながら目標に掲げ取り組んできました。木下智愛ヘッドコーチとお話している中で、『たくさん練習をするよりも、ステージに立つことでしか学べないことがある。それくらい本番のステージで得られるものは多い』という内容のアドバイスをいただき、その一言が競技歴がまだまだ浅い私にステージに立ち続けるきっかけや勇気をくださったんです。

そこから何度も失敗や成功を繰り返していくうちに、自分らしくステージに立つことができるようになりました。そのように成長できたのも木下コーチのおかげです。内気であがり症の私が、ステージに立ちたくて仕方がないくらいにステージを心から楽しめるようになれたことが、FINAL大会での総合優勝という結果にもつながったんだと思います」

昨シーズンを振り返りながら喜びを噛みしめる黒川さん。「絶対に総合優勝を掴みたい」という強い思いを胸に、トレーニングにも計画的に取り組んできたという。

「SBC部門はSBCのカテゴリーの中で一番筋量が求められるカテゴリーです。じつは重量の必要なトレーニングが苦手なのですが、筋量を増やすためにしっかりとウエイトを持ちトレーニングに励んできました。また、女性らしいしなやかなボディライン作りにはくびれやヒップラインが重要となりますので、毎日のオイルマッサージやお尻を使った歩き方を日頃から意識をするなど生活の中に組み込み習慣化していきました」

2022年の集大成として挑んだステージでは、美しくも力強いパフォーマンスを満面の笑顔で披露し観客を魅了した黒川さん。MONARCH(女子40~49歳)クラスを制し、全クラスのチャンピオンたちで競うオーバーオール戦も他を寄せ付けない勢いで圧倒し念願の総合優勝を掴んだ。

「2023年も昨年同様に、いかにステージを楽しめるか今からワクワクしています。もちろん最終的に12月のFINAL大会がゴールとなるわけですが、トレーニングや食事管理、ステージングやヘアメイクなど大会までの過程も楽しむことができれば自然と結果はついてくると思っています。誰よりも楽しむことだけは自信がありますから!」

“楽しみながら挑戦をする”ことをモットーに、今後も身体づくりに取り組みボディコンテストへの出場を続けていきたいと話す一方で、黒川さんには挑戦を通じ伝えたい想いがあるという。

「私はもともと運動をしていたわけでもないですし、これといって特別なものがあるわけでもなくごく普通の生活を送ってきましたがトレーニングに取り組み、ボディコンテストに出会えたことでこんなにも毎日が楽しく生活に活力を得ることができています。いつから始めても遅いということはありませんし、自分が頑張った分だけ身体は変わります。ぜひこの思いを同世代の方々にも伝えていきたいですし、『同じくらいの年齢の人が頑張っているんだな』と思っていただけるように、今後も成長していきたいと思います」

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩

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