2月18日(土)、19日(日)の両日、神奈川・カルッツかわさきで『マッスルゲート神奈川』が開催された。2017年江ノ島からスタートしたマッスルゲートは新人選手が出場しやすいことから、ボディコンテストの登竜門として知られている。
マッスルゲートの女子カテゴリーのひとつである「ウーマンレギンス」は、その名の通りレギンス姿で健康的なシェイプボディを競うもので、コンテストビギナーでも取りくみやすいカテゴリーとして年々エントリー数が増加している。
今大会でも、初日の年齢別と2日目の身長別で合わせて63名が出場。またウーマンズレギンスよりマッシブな「ウーマンズレギンスフィットネス」のカテゴリーにも17名が出場し熱戦を繰り広げた。
【写真】筋トレ歴1年半のレギンス女子のバックを含むポージング
ウーマンズレギンスのなかでも、躍動感と健康美を感じさせるステージングで観客を魅了したのが、35歳以下級優勝、 163㎝超級でも3位と健闘した柴田佳代子選手(27)だ。
「マッスルゲート出場は初めて、ほかのコンテストを含めても今回が2回目の挑戦だったので、ちょっと自信がなかったんです。でも、今回は特に背中を頑張ろうと思い、大円筋狙いのラットプルダウンなど、さまざまな種目でトレーナーさんに限界まで追い込んでもらいました。その成果を出せて(年齢別で)1位を取れたので、すごく嬉しいです!」
トレーニングを始めたのは1年半ほど前。きっかけは「元カレ」の存在なのだそう。
「私は腹筋ぼこぼこの男性に憧れていて、彼氏に『頑張って!』とお願いしたんですが、減るどころかどんどん肉が増えてしまったので『じゃあ、私がやる!』と。それがすべての始まりで、気づけば大会出場を目指そうと思うまでになっていました」
以前は医療関係の仕事に就いていたが、半年前からはスポーツトレーナーに転身。「身体が変わった」「健康になった」というお客様から感謝の言葉を受けるたびにやりがいを感じつつ、選手としてもさらに高みを目指している。
「目標は安井友梨さん。オーラがすごくて本当に素敵な女性なので、私もあんなふうになりたいなって。私もできればこれからビキニ競技に挑戦していきたいと思っているので、いつか日本一を取れたら…もちろん、まだまだですが」
ちなみに、彼氏の肉体改造の成果は――。
「じつはその方とは別れて、今は新しい方と同じジムで一緒にトレーニングしています。付き合いはじめはぽっちゃりだったけど、今はかなり引き締まってきて、私の理想にだんだん近づいています(笑)」
最高のバディ(?)を得て、志高く夢を追う日々は始まったばかりだ。
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取材:藤村幸代 撮影:中島康介
執筆者:藤村幸代
スポーツとカラダづくりを中心にカルチャー、ライフ、教育など多分野で執筆、書籍構成・プロデュースを行っている。神奈川県横須賀市出身、三浦市在住