コンテスト

モノキニ女王奪還を目指し肩とお尻の強化で今シーズンに挑む!「パワーアップした姿を見せたいです」

俳優の金子賢氏がプロデュースし“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」。なかでも優秀な成績を収め、PRO契約をしているトップ選手たちの筋肉美が凄まじい。今回はビューティーフィットネスモデル部門の前川紗希さん(まえがわ・さき/27)を紹介する。

【写真】モノキニで披露した美しいボディとバックポーズも

ビューティーフィットネスモデル部門は既定のモノキニビキニを着用し、全体的に発達した筋肉のバランスの良さや、しなやかで美しい表現力を審査するサマスタオリジナルの人気カテゴリー。前川さんは2021年の決勝大会で日本一の座を掴み、昨年7月に初開催されたPRO戦(2022年よりPROカテゴリーに追加)でも優勝。まさにカテゴリーを象徴とするようなしなやかで美しいボディラインと、華やかなステージングで観客を魅了する選手だ。

昨年は年内を締めくくる決勝大会であるJAPAN PRO GRAND PRIXにも挑んだが結果は4位。優勝経験が多数ある前川さんにとって、「実はフィットネス人生で初めての経験でした」と悔しさを噛みしめる一方で、今後の取り組み方に変化をもたらす“初心に戻れた”大会だったという。

「順位が悔しいというよりも、本来の自分がステージで表現できなかったのが悔しいです。チャンピオンという立場で大会に臨むプレッシャーなどで守りに入ってしまっていて……、周りからの期待にも応えることができなかったのも申し訳なかったなと思います。身体ももっと絞れたし、ポージングの良さも出し切れなかったので納得のいく順位でした。

身体づくりに対しても出場する選手のレベルも上がり、そういった選手たちの成長が感じられる大会だったという声も聞きました。なので私ももっと努力しないと勝てないですし、自分自身に喝を入れるきっかけにもなりました。まだまだ自分を成長させる機会をいただけたので、次こそはパワーアップした姿を見せたいです」

昨年の悔しさを胸に今シーズンに向けて、すでに前川さんの挑戦は始まっている。

「今年はアウトラインを強化するために、肩まわりやお尻まわりに注力して取り組んでいます。また、身体に厚みをつけるためにしっかりとウエイトを持ち、強みでもあるトータルバランスをより磨いていきたいと思っています。サマスタへの挑戦も3年目となりますので、貫録を出しつつ気品のある美しいポージングを意識した雰囲気づくりにも力を入れたいです」

平日は製薬会社に勤めるOL、休みの日にはボクササイズのインストラクターやサマスタ認定講師、パーソナルトレーニング指導と多忙な生活を送る前川さん。そんななか、ボディコンテストへの挑戦することで「マインドの変化」が得られたという。

「コンテストへの挑戦を通じて身体も変わりましたが、一番変化を感じたのはマインドの部分です。一つひとつの積み重ねで自分に自信が持てるようになり、前向きに過ごせるようになったことで生活リズムも整いマイナスな言葉なども使わなくなりました。このマインドは今後に生かせると思いますので大切にしていきたいですね」

まもなく訪れるコンテストシーズンを前にこれから挑戦をしたいと考えるトレーニーに対して、「とにかく楽しむことを大切にして欲しい」と前川さん。

「私が出場を決めたきっかけは“綺麗な身体になりたい”ということからでした。皆さんもトレーニングに励むなかで「この選手の身体がカッコいい」「私もこうなりたい」など、理想の身体を目指すための過程でコンテスト出場を目標にする方もいらっしゃるかもしれません。きっかけや目的はそれぞれですが、身体づくりの延長線上にコンテスト出場があるということを忘れないで欲しいです。

私自身も順位にこだわりすぎて、自分を犠牲にしまっていた時期もありました。そこで感じたことは、コンテストに挑戦するなかで重要なことは過度な運動や無理な食事制限などではなく、健康的な身体づくりを意識しながら健康的な生活を送るということです。そういった日常生活を大切にしながら身体づくりに励み、煌びやかな舞台へ気軽に挑戦して欲しいですね。コンテストに出場することで繋がった仲間や経験したことは、今後の人生をより豊かにしてくれると思います」

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史

次ページ:モノキニで披露した美しいボディとバックポーズも

次のページへ >


-コンテスト
-,