トレーニングの取り組み方は十人十色、始めたきっかけや目的ももちろん違う。ここでは、トレーニングに励む愛好家達の軌跡を辿ってみよう。今回紹介するのは、2023年2月12日(日)に開催された「マッスルゲート兵庫」ウーマンズレギンスフィットネス 158㎝以下級で３位の今堀加奈子さん（34）。
「フィットネスインストラクターとして働いていてエアロビクスなどを行っていますが、太ってしまったとき身体を変えるためにトレーニングを始めました。トレーニングを続ける目標として『マッスルゲート』に出場し、優勝したいと思いました」
2022年5月からトレーニングを始めた今堀さんはマッスルゲートで優勝することを目標にし、食事の見直しやパーソナルトレーニングを開始した。トレーニングは自身が担当しているレッスン前後の時間を使い30～40分程度に収めて短時間で集中して行っていた。
「トレーニングは『短時間で集中すること』を意識しています。食事はバランス良く食べていますが脂っこいものは控えています。減量やバルクアップがうまくいかなくても焦らず、コツコツとやるべきことをやるようにしました」
そんな今堀さんが初めて出場した大会はトレーニングを始めて３カ月後（2022年8月）のマッスルゲート関西だった。そのとき「ウーマンズレギンス新人158㎝以下級」では５位だったが、トレーニングを開始したときに決意した『大会出場』という目標を３カ月で実現させた。そして今回（2023年2月）のマッスルゲート兵庫では、「ウーマンズレギンスフィットネス」という、ウーマンズレギンスよりも筋量が求められるカテゴリーに挑戦。結果は３位（158cm以下級）で、見事ゴールドジムJAPAN CUPへの切符を獲得することができた。
「今年はゴールドジムJAPAN CUP『ウーマンズレギンスフィットネス』で優勝したいです。トレーニングは一人で闇雲にやるのではなく専門家に見てもらったり一緒にトレーニングできる仲間を作ることでモチベーションを保つことができました。そして、『マッスルゲートに出場する』など明確な目標を持つことでトレーニングが継続できました。“変わりたい”と思ったときがタイミングです。私が自信を持って言えることは『人は必ず変わる』ということ。身体が変わることで見える世界も変わりました」
取材：FITNESS LOVE編集部 撮影：中島康介
