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定年退職した62歳がマッスルゲート大阪で優勝「ボディビルを通して充実した日常を送っています」

矢野勝己選手5月3日(水・祝)に大阪・門真市民会館で開催された『マッスルゲート大阪』のボディビルマスターズで優勝した矢野勝己選手(62)。定年退職後に、トレーナーとして働きながらボディメイクに励む矢野選手のトレーニングライフを取材した。

【写真】矢野選手の絞れた肉体で魅せるダブルバイセップス

20代の頃、スポーツクラブに入会し健康維持のためジム通いを続けてきた矢野選手は、7年前にボディビルジムに移籍したという。
「ボディメイクの究極はボディビルだと思い、ボディビル専門ジムに変えました。自然と大会に出場することになり、2016年に大阪クラシックボディビル選手権に初出場して、175cm超級でいきなり優勝できました。ボディビルに熱中していきましたね」

その後、大阪マスターズボディビル選手権で50歳以上級、60歳以上級と年齢を重ねながらタイトルを獲得していった矢野選手。
「大阪選手権の70歳以上級のタイトルも獲りたいので、健康的に競技を続けていきたいです」

「トレーニングは日常化しています」とほとんど毎日トレーニングに励む矢野さん。
「友人もみんなトレーニングしていますし、ライフスタイルの一環です。ボディビルの世界はこの年齢でもまだまだ偉大な先輩たちが頑張っていて、私もずっと続けていきたいです」

健康診断の結果は良好だが、健康面ではむしろトレーニングのやりすぎだけが心配だという矢野選手。
「つい、ハードにやりすぎてしまうので、セーブしています。あとは、ストレッチなどのコンディショニングには1時間ほど時間をかけています。フォームローラーなどで可動域を広げてから、トレーニングに入るようにしています。そうすることで関節回りが柔軟性が確保されてケガ防止にもなりますし、トレーニングの調子が上がります」

身長が180cmと高く、太りにくい体質の矢野選手は、絞りで勝負しているという。
「昔からバルクを付けるのが苦手だったので、絞りで勝負するようにしています。といっても健康的な食事をしていると自然に絞れていくので、特別なことはしていません」

毎年、4~5大会出場している矢野選手は、今年も関西地区の大会に出場する予定だという。トレーニングだけでなく、大会出場も日常化している矢野選手。
「定年退職後も、ボディビルを通して充実した日常を送っています」

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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