近年、お笑い芸人のボディビルコンテスト出場の話題が多くみられる。お笑い芸人『ニューヨーク』の嶋佐和也さんと屋敷裕政さん、『東京ホテイソン』のショーゴさんなど、テレビでも引っ張りだこの芸人たちが次々とコンテストに出場し、話題を集めている。その中でも、2年連続でコンテストに出場した『ジャングルポケット』おたけさんの肉体の進化ぶりに注目した。
おたけさんがボディビルコンテストに初出場したのは、2021年10月17日、ウインクあいちで開催された「マッスルゲート名古屋」大会。おたけさんはメンズフィジーク新人の部172㎝以下級と一般172㎝以下級の２カテゴリーにエントリー。２月の時点で74.5kgだった体重は60.5kgまで減少と、8か月で驚異の14kg減量を経て同大会に挑戦した。
「いざ大会に出るとなると、（超えなければいけない）精神的なハードルが高かったです。メンズフィジークは週に2、3回トレーニングしただけで出られるような舞台じゃない。毎日のようにトレーニングをして、食事も大会に向けてのものに変えて…と、仕事以外の面では常に大会のことを中心に考えた生活を送らないと。おそらく大会に出られている方はそうされていると思いますし、（そういう生活を）乗り越えてこそ立てる舞台だというイメージがありました」（2021年10月18日 fitness love記事より抜粋）
結果は両カテゴリーとも惜しくも予選敗退に終わったが、そこからおたけさんのコンテストに対する意識が大きく変化した。来年のリベンジに向け、お笑い芸人の傍ら、トレーニングに没頭する日々が続いた。そして2022年の10月23日の『マッスルゲート愛知』では、メンズフィジーク一般の部に出場。昨年に比べ大きく進化した肉体を堂々と披露した。惜しくも決勝進出は逃したが、観客や審査員を唸らせるステージングを見せた。
さらに今年の5月14日には、自身の減量やトレーニング経験をもとにして、「正しいトレーニングの進め方」のセミナーを、ゴールドジム南青山東京店にて開催するおたけさん。
「ジムに行ってもどうしたらいいか分からない方や、効率良く脂肪燃焼する方法について知りたい初心者の方にオススメです！」
おたけさん自身が実践しながら解説する貴重な機会だ。多忙であり、厳しい両立をこなすおたけさんは、今後どのような成長を遂げるのだろうか。
文：FITNESS LOVE編集部 写真：中島康介
