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大学3年生が初めてのボディビル大会で優勝「大会出場はとてもいい経験になりました」

5月3日(水・祝)に大阪・門真市民会館で開催された『マッスルゲート大阪』のボディビルジュニアで優勝した井手拓人選手(22)は大学3年生。就活前に大会に挑戦した井手選手のボディビルライフとは?

【写真】井手拓人選手の自慢の大腿四頭筋

井手選手は中学生の頃に野球部で行ったウエイトトレーニングに熱中し、自分でもダンベルを購入し、部活終わりに自宅で鍛えるようなった。高校ではバレーボール部に所属しながらも、筋トレは趣味程度に続けており、大学生になったタイミングでアルバイト先のスポーツクラブで本格的に鍛えるようになったという。
「週5日、1回2時間ほどトレーニングをしています。ボディビル大会出場は今回のマッスルゲートが初めてで、スポーツクラブの先輩である岡本英泰さんに誘われて出場を決めました。岡本さんはクラシックフィジークで優勝、僕も優勝できて本当によかったです。あと審査員席の鈴木雅さんが目の前にいて、『本物のボディビルダーがいる』ということでとても緊張しました」

大学生活と大会出場は初めての減量ということもあり、苦労した井手選手。
「春休みまでは時間に余裕もあったので、比較的楽に減量を進めることができましたが、授業が始まってから、カロリーを落とした状態で授業に出るのは結構キツかったです。自宅から大学までも1時間半ほどかかり、電車では座れないことも多いので減量期には堪えるものがありました。大学から最寄り駅までは、坂道なんですが、登り切る体力が残っていないときもあり、休憩を挟んで通学することもありました」

カロリー制限はせずに減量する予定だった井手選手だったが、大会10日前にチート食が止まらなくなり、数日で3.5kg増量。その結果、急ピッチで減量する羽目になり、1日のカロリーを予定よりも落とすことになった。
「何とかカロリーを落としたことで減量が間に合いましたが、あのとき油断しなければもっと楽に進んだと後悔してます」

デビュー戦を見事優勝で飾った井手選手だが、次の大会出場は未定とのこと。
「大学3年生なので、まずは就職活動を頑張ります。就活が終わるまでは緩く筋トレと向き合っていければと思っています」

今回の優勝までの道のりを井手選手はこのように振り返る。
「生活習慣が改善されました。筋トレをするために生活の無駄な時間を削るようになり、メリハリが出てきたと思います。大会出場はとてもいい経験になりました」

就活を終えて、再びボディビルのステージに立つ井手選手が一回りも二回りも大きくなっている姿が今から楽しみだ。

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取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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