5月28日(日)、愛知・豊橋市民文化会館で「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」の名古屋予選が開催され、ビキニモデル部門では千原由理奈(ちはら・ゆりな)さんが総合優勝。抜群の表現力で新ステージでも輝きを放った。
「今回は初めて挑戦するカテゴリーということもあり、すごく緊張しましたね…。1位をいただけて嬉しい反面、まだまだ完璧なステージではなかったので悔しさも残ります」
昨年、ルーキー選手でありながら美しいアウトラインとダンスで培った抜群の表現力を武器に、モノキニビキニ着用のビューティーフィットネスモデル部門で躍進した千原さん。年内最終戦のJAPAN PRO GRAND PRIXでも競合選手たちを抑えて日本一に輝き、2022年のサマスタを象徴する選手に名乗り出た。
千原さんはビューティーフィットネスモデル部門を最初に選んだ理由を、「ウエストまわりがコンプレックスで、できるだけお腹を出したくないと思っていたから」だったというが、今大会でビキニタイプの水着着用で審査するビキニモデル部門にどうして挑戦を決めたのか。
「昨年はデビューの年だったので、自分のために一生懸命に挑戦を続けてきました。今年はその経験から学んだことを認定講師として生徒さんたちに伝えていきたいと思っています。そのため、指導の幅を広げるために新たな自分の姿をステージでも見せれたら良いなと思って挑戦を決めました」
カテゴリー毎に審査基準もポージングも全く違うため、出場するために千原さんが強化してきたのはトレーニングだけではなかった。
「もともと腰まわりが硬く、ダンスもしていたので体幹がしっかりしています。コンプレックスのウエストまわりを克服するために、ストレッチに力を入れてきました。また、ビキニモデル部門は回旋の動きがとても大切なので腸腰筋など細かい部分も意識するようにしました」
何か新しいことを始めるのにはとても勇気がいる。しかし「周りの方にたくさんサポートしていただき、頑張ることができています」と千原さん。彼女が挑戦を続ける原動力を聞くと、その強さの理由を垣間見ることができた。
「私は挑戦をすることを止めてしまったら終わりだと思っています。常に新しい目標や課題に向かって頑張っていたいですし、その過程が何より楽しい。そういう場をくださったサマスタに本当に出会えて良かったですし、感謝しています。挑戦を通じて少しでも多くの方に、サマスタを知って貰えたら嬉しいです」
次戦ではどんな姿を披露してくれるのか。千原さんの2023年シーズンも華々しく開幕した。
取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:上村倫代