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ハード感のある脚と競泳で培った丸い肩!苦手な大殿筋トレーニングは「1レップ1レップ、頭の中で“大殿!!”と唱えながらやっています」

畠山恵子選手9月9日(土)に開催されたJBBFオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス・ビキニフィットネス45歳以上160cm以下級で昨年の5位から順位を上げ、準優勝を獲得した畠山恵子(はたけやま・けいこ/46)選手。ハード感のある脚、トレーニングと競泳で培った丸い肩で身体のメリハリを見せた。

【写真】畠山恵子選手の脚の深いカットと丸い肩

畠山選手は2009年に開催されたJBBF東日本ミスボディフィットネス選手権大会に大会初出場。会場は今年のオールジャパンと同じ、栃木県総合文化センターだった。

「改装前ですが、初参戦のコンテスト会場だったので、とても思い入れのある会場で今年ステージに立てました」

今大会に向けてムービング、ポージングの強化を行ってきた畠山選手。昨年2022年に初参戦したオールジャパンでの反省からだという。

「バックミュージックに流されて、I(アイ) ウォークがあり得ないほどできず、失敗極まりないステージングになってしまいました。そんなことにならないように、毎日トレーニング前にほんの少し、わずか10分でもスタジオを使わせていただいて、競技サンダルを履き、ムービングの練習を行っております。(大会を終えて)昨年のムービングよりはマシになりましたが、まだまだ探求が必要です。オフになってもムービングは怠らず、来シーズンに向けて精進いたします」

大殿筋の感覚が鈍く、対象筋に効かせることに苦戦した畠山選手。

「アンバサダーをさせていただいているA-wear®︎(指サック)を足にも装着し、身体を整えて高重量で耐えたり、1レップ1レップ、頭の中で“大殿!!”と唱えながらやっています」

トレーニングを毎日しているという畠山選手のトレーニングサイクルと意識していることとは?

「(トレーニングは)部位によりますが、オンシーズンは1回60〜90分です。肩・リア・三頭、背中・二頭、胸・三頭、脚の4分割。もしくは、肩・胸・三頭、背中・リア・二頭、脚の3分割です。トレーニング中意識していることは、頭の中で1レップ1レップ唱えること、周りを見ないこと、たまに目を瞑り筋収縮伸長を頭の中でイメージしながらすることです」

畠山選手の脚(前側)の深いカットと丸い肩は、学生時代にスポーツに取り組んでいた賜物だ。

「オフでも縫工筋がガッツリ出る脚なんです。初見の方は競技をやっているとお伝えすると私の脚を見て“フィジークですか?”と言われるほどです。(周りから褒められる)肩は中学生まで競泳に打ち込んでいたので、骨格的に恵まれていることもあり、肩の形、上肢の逆三具合を褒められます」

家事、育児とパーソナルトレーナーの仕事とトレーニングの両立は、上手い時間の使い方にあった。

「お洗濯物を回している間に、朝食を済ませお掃除機をかけます。子どもが学校に行ったらすぐにトレーニングに向かい、その後他の家事を午前中に済ませます。お仕事のときも午前中はいつもこんな感じです。日中どうしても時間が取れないときは、早朝5時過ぎにはトレーニングに向かい、家族が起きる前に帰宅します」

「私は普通の人より消化がとても遅いんです……」という畠山選手。その体質を踏まえて、朝のトレーニング前の食事はスムージーのような流動食寄りの食事にし、トレーニング開始の2時間前に完食するようにしている。トレーニング後の食事もできるだけ消化の良い物を食べているという。

また、減量中の食事や有酸素運動についても伺った。

「タンパク質は、鶏肉が体質的に合わないので、赤身肉やお魚メインです。糖質も体質上、高GIな白米などを食しているので、普通の減量と異なります。有酸素運動は全く行いません。トレーニングとお食事の管理のみで減量をいたします」

着々と身体とステージングの進化を続ける畠山選手に今後の目標を伺った。

「日の丸を背負って国際大会に出場することです」

畠山選手のこれからの活躍にも注目だ。

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取材:FITNESS LOVE編集部  撮影:中島康介 

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