4月12日に開催された『ベストボディ・ジャパン2026近畿大会』で、モデルジャパン部門ウーマンズクラスのグランプリに輝いた杉浦麻紀子(すぎうら・まきこ/48)さん。働きながらキャンドル制作などの創作活動も行う杉浦さんは、特別な食品や極端な制限に頼らず、早朝のトレーニングと日々の食事記録を積み重ねて身体をつくってきた。体型へのコンプレックスを抱えていた過去から、今は「40代の今が一番健康で充実している」と話す。
体型について周囲からいじられたことが、杉浦さんにとって長く引っかかっていたという。「Tシャツの背中のシワが顔のように見える」と言われるなど、何気ない一言に傷ついた時期もあった。
「自分でも変わりたいという気持ちが強くなっていきました。身体づくりを始めたのは2021年9月。ダイエット目的でジムに入会し、通い始めて3週間ほどでトレーナーから『ベストボディ・ジャパン』出場を勧められました。もともと大会の存在は知っていたものの、自分とは別世界のものだと思っていました。でも何度も勧められるうちに『自分にもできるかもしれない』と思うようになり、挑戦し始めました」
2022年からコンテストに出場し、地方大会と日本大会を合わせて24大会に出場。これまでグランプリ7冠、準グランプリ4回、3位1回と実績を重ねてきた。
早朝4〜5時台のトレーニングと“普通の食事”を続ける工夫
杉浦さんは、夜は仕事の都合で予定が読みにくいため、確実に時間を確保しやすい朝4〜5時台にトレーニングを行っている。
「忙しい日でも、できるだけ歩くなど日常の中で身体を動かすことを意識しています。まとまった時間が取れなくても、少しでも行動できれば『今日は自分に勝てた』と感じられるんです」
印象的なのは、食事への考え方だ。杉浦さんはパンや白米も含めた一般的な食事をベースにしており、サプリメントやプロテインを取らずに必要な栄養は日常の食事から取っている。
「生活の質を下げない方法を選びながら、毎日の食事記録で全体のバランスを把握しています。約100gのたんぱく質を目安にしつつ、野菜をしっかり取り入れて、全体の彩りも意識しています。食材の色味が淡いほうがカロリーを抑えやすいと感じています。減量中に欠かさず取り入れているものの一つが千切りキャベツ。専用のピーラーで食べやすくして飽きずに続けられる形に工夫しています。ドレッシングも手作りにしたり、塩分量も自分で調整しています」
トレーニングを始めて驚いたのは、日々の小さな積み重ねが人生をここまで変えることだったという。
「見た目が変わっても本質的な自分は変わらない一方で、人との関係も少しずつ変化し、新たな出会いにも恵まれています。年齢を重ねた今だからこそ、関わる人を大切にし、信頼できる関係を築いていきたいですね。40代の今が、これまでで一番健康で充実していると感じています」
取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
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