7月19日(日)、東京都・かつしかシンフォニーヒルズで開催された『第61回東京ボディビル選手権』。東京No.1ボディビルダーを決めるこの大会で四十物悠弥(あいもの・ゆうや/31)選手が念願の優勝を果たした。

2023年は3位、2024年、2025年は2年連続で2位と、あと一歩届かなかった東京の頂点。今年はその壁をついに乗り越え、同大会5度目の挑戦で栄冠をつかみ取った四十物選手。
「率直にうれしいですね。東京選手権は5年目だったので、少しずつコツコツ順位を上げてきて、ようやく形になって良かったなと思います」
「ステージに立つ前から、今日は優勝するつもりでやってきました。オフシーズンのときから、そのつもりで準備してきました」
その自信の裏には、この一年で取り組んできた大きな変化があった。
「去年から変えたことは、全部ですね。食事もトレーニングも、生活の過ごし方も全部変えました」
これまでは一人で試行錯誤を続けてきたが、今シーズンは憧れの存在でもある元日本トップビルダーの佐藤貴規さんの指導を受けてきたという。
「そもそもボディビルを始めたきっかけが佐藤さんへの憧れだったんです。そんな佐藤さんが家の近くのゴールドジムでパーソナルをやられると聞いて、『ぜひ受けたい』と思いました」
このパーソナルトレーニングで特に学んだのは、「ただトレーニングをするというより、『ボディビルとしてどういう造形を作っていくか』というところですね。ボディビルダーとしての形を追求することを、すごく詰めてやってきました」。
さらに、生活そのものも見直したと話す。
「睡眠をしっかり取るためにどう過ごすかを考えたり、子どもも生まれて環境が大きく変わったので、その中で何がベストかを模索しながらやってきました」
家庭と競技を両立することは決して簡単ではない。トレーニング時間の確保に苦労する選手も多い中、四十物選手は家族への感謝を何度も口にした。
「本当に妻に感謝ですね。トレーニングの時間を取ることを許してくれて、そのサポートがあったから今日の結果があります。本当にありがたいです」
競技生活だけでなく、父親として新たな生活が始まった一年。その変化を言い訳にすることなく、生活習慣まで徹底して見直した積み重ねが、東京王者という結果につながった。
悲願を達成した四十物選手だが、シーズンはまだ終わらない。
次戦は日本クラス別選手権(8月23日)、そして日本男子ボディビル選手権(10月11日)を予定している。
「日本クラス別は75kg以下級に出て、優勝を目指します。そして日本選手権ではファイナリスト12名に入ることを目標に取り組んでいきたいと思います」
2年連続2位という悔しさを糧に、すべてを変えた一年。その努力が東京の頂点という形で実を結んだ。次は全国の舞台でさらなる飛躍を狙う。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史










