サマスタ選手 コンテスト

MAX体重から20kg減量し作り上げた魅惑のボディライン 「メタボ予備軍」だった会社員がコンテスト優勝

川村奈々子さん9月7日(土)、 高崎市文化会館にて『SUMMER STYLE AWARD 群馬予選』が開催され、川村奈々子(かわむら・ななこ / 42)さんがビキニモデル部門マスターズクラスで優勝を果たした。さらに川村さんは同部門、身長161cm以上の選手で争われるトールクラスにも出場。4位入賞で今大会を締め括った。

【写真】川村奈々子さんのウエストラインとバックポーズ

トレーニング歴は7年である川村さん。健康診断でメタボ予備軍と診断されたことをきっかけにダイエット目的で筋トレを始めた。当初はボディコンテストの存在すら知らなかったという川村さんが、大会出場を果たすまでになった経緯とは。

「ダイエットのモチベーションになるという理由で周りから勧められ、ジムのトレーナーさんの出場するサマスタを観戦したことが大きなきっかけでした。現地で観戦をすると出場している選手が皆とても輝いていて、純粋にかっこいいと思ったんです。ステージの華やかさにも引き込まれ、来年は私も出場しようと決心しました。順位に問われず”舞台に立つ”ことを目標にしながらも予選落ちに屈した初大会から、”もう少し長く舞台に立っていたい”、”決勝に行きたい” と徐々に目標が高まり、気づけば大会出場も今年で6年目です」

ダイエットをきっかけにトレーニングを始めた川村さんは最終的に20kgもの減量に成功。現在では『痩せただけの細身な体型』ではなく、1年かけて筋量を増やした体型を目指して取り組んでいるという。

「肩と胸は特に強化しました。上半身は特に、筋量がないと骨っぽく見えてしまうんです。筋肉をしっかりとつけ、丸みのある身体を手に入れるため、この1年は扱う重量も増やしてきました。上半身のサイズアップが叶うだけでウエストが細く見える効果もあったり。身体にメリハリが生まれるとボディラインも美しく映えるのです」

普段は会社員として働きながら、ジムでの食事指導も行っている川村さん。そこには、自分のダイエット成功経験から得た知識を多くの人に伝えたいという熱い思いが隠されていた。

「食事指導に当たっては、独学で民間資格を取得しました。私は『食事』という側面からダイエットに励む方やコンテスト出場を目指す方の力になりたいと強く思ったのです。実際に指導させていただいた方の中には、これまでの私のようにダイエットきっかけで筋トレを始め、コンテスト出場を果たした方もいるのですよ」

自身の経験を積極的に伝える活動を続けている川村さんが感じる筋トレの魅力とは。

「筋トレは自分に自信をつけるためのツールです。コツコツ続けていれば身体は変化し、それは自信につながります。目標を定め、”やりきる” 経験も成功体験になるのです」

自身の経験を発信することで、これからも多くの人々に勇気を与える存在へとなるに違いない。

【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁

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佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手