10月19日(土)、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)にてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード(以下、サマスタ)関西予選&ROOKIE CHALLENGE CUP関西予選 』が開催され、角田琉奈(かどた・るな/25)さんがビキニモデルトール部門で1位、同カテゴリーでオーバーオール優勝に輝いた。
学生時代は「メリハリのなさ」がコンプレックスだった
ボディコンテストの出場歴は5年目となり、サマスタの認定講師で、ビューティーフィットネスモデル部門のプロ選手でもある角田さん。ビキニモデル部門での評価ポイントである、腹部のうっすらと見える縦ラインの入った腹筋、肩・ヒップ・太ももの筋量から出るしっかりとしたアウトラインが際立っていた。またステージ上では自信に満ちた、堂々とした舞台上のパフォーマンスと優雅なポージングが観客を魅了した。
「小学校から高校生までバレーボールをしていたにも関わらず、とても華奢で筋肉もつきにくく、メリハリのない身体だったことがコンプレックスでした。そのためメリハリのある砂時計のような身体になって、きれいに着こなしたいということからトレーニングを始めました」
元々かなり華奢だった角田さんは、筋肉がつきにくかったため、一度体重を増やしたうえで、トレーニング頻度と強度を上げるようにした。食事の量を増やし、重量を増やすだけでなく、トレーニングの質にもこだわり、結果として筋肉量を増やすことができた。
「トレーニングを始めたばかりのときは重量を上げていけばいいと思っていました。ですが、トレーニングを重ねていく中で、ただ重量を持つのではなく、負荷を乗せたい部分にきちんと乗せられる重量でやるようにしました。そうすることで、アウトラインがかなり変わってきたのでそれが大切なんだなと実感しました」
ピラティスを取り入れ、体幹が安定するように
現在はピラティスインストラクターとしても活躍している角田さんは、アウトラインをしっかりと出すために自身のトレーニングでもピラティスを効果的に取り入れている。
「元々反り腰が強く腹圧が抜けてバーを引いており、狙った部位に刺激が入りにくかったです。ただ、ピラティスでインナーマッスルを強化することで、体幹が安定して徐々に狙った部位に効かせられるようになりました」
またピラティスでは、肋骨周りをより引き締めておこなうため、ウエスト周りが昨年よりも引き締まったという。
「ピラティスでウエストの引き締めの効果があった他に、大腿部やお尻のボリュームを出すための高重量のスクワットでの体幹の安定性も上がったと感じています」
ボディコンテストのプロ選手として、選手を指導する認定講師として、そしてインストラクターとしての知識や経験を今後の身体づくりに存分にいかしていく。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁
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