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43歳・フィットネスバーの"マッスル女店長"がコンテスト初優勝 「年齢で可能性を決めない」引き上がったヒップを披露

5月31日(日)、『サマースタイルアワード 関西新人類&ルーキーチャレンジカップ 西日本予選』が開催され、ビューティーフィットネスモデルマスターズで澤田寛子(さわだ・ひろこ/43)さんが優勝した。澤田さんは、和歌山市新内にあるフィットネスバーの店長。スタッフの多くがトレーニングや大会出場を経験しており、来店客と筋トレやダイエットの話で盛り上がることも多いという。そんな環境で『マッスル女店長』と呼ばれながら、澤田さんは2年ほどのトレーニングで身体を変えてきた。

【写真】43歳・澤田寛子さんの引き上がったヒップで魅せるステージ姿を含む17枚

澤田さんが身体づくりを始めた理由は、年齢とともに変化していくヒップだった。

「もともとは、年齢とともに下がっていくお尻をどうにかしたいと思ったのが始まりです。特にお尻は、何もしなければ重力に負けて下がっていく一方だと思っていました」

トレーニングを続ける中で、周囲から「お尻、本当に成長したね」「いいお尻」と声をかけられるようになった。肩や背中の変化を褒められることも増え、日常生活でも「筋トレされているんですか?」と聞かれることがあるという。

「年齢を伝えたときに驚かれたり、実年齢より若く見てもらえたりすることも増えました。ほぼ年下に見ていただけます(笑)」

忙しくても筋トレ時間を先に確保し、成分表示は必ずチェック!

「忙しい日は、時間ができたら行くのではなく、先にトレーニングの時間を確保するようにしています。まとまった時間が取れなくても、短時間で集中して行うことを心がけています」

職場はお酒やソフトドリンクを提供しながら、来店客と会話を楽しむバーだが、スタッフは筋トレをしている人が多く、大会出場経験者も多いという。筋トレやダイエット相談を目的に訪れる客もおり、「マッチョに触りたい」という客も来店するそうだ。

また澤田さんは、トレーニングへの理解を周囲に求めるときも、一方的にならないように意識している。

「トレーニングは私にとってなくてはならないものであり、生きがいでもあります。その気持ちは普段から素直に伝えるようにしています。ただ、相手との時間も大切にしながらバランスを取ることも意識しています」

食事で意識しているのは、高タンパク・低脂質を基本にしながらも、無理な制限をしすぎないことだ。外で何かを買うときは、成分表示を必ず確認している。

「カロリー、脂質、タンパク質、炭水化物を見ます。なるべくカロリーと脂質が低く、タンパク質が多めのものを選びます。どうしても和菓子が多くなりますけど(笑)」

食事例は、朝にオートミールや卵、昼に鶏胸肉を使った食事、夜は鶏肉や魚に野菜を組み合わせることが多い。減量中に欠かさない食材は、鶏胸肉、卵、魚、きのこ類。鶏胸肉は高タンパク・低脂質で、きのこ類は低カロリーで満腹感を得やすい。食事量を確保しながら減量を進めやすい点も取り入れている理由だ。

「よく作るのは、鶏胸肉と鶏ミンチ、野菜を使った無水カレー。冷凍ストックができ、高タンパクで満足感もある。減量末期は、炊飯器で作る雑炊も定番です。鶏胸肉、きのこ類、もち麦、18穀米、水を入れ、キムチ味にして炊くだけ。調理の手間を減らしながら、満足感を得られるようにしているんです」

今回の優勝について、澤田さんは「最後まで諦めずに続けてきた努力が結果につながったことが何よりうれしかった」と話す。数分のステージのために、何カ月もかけて身体をつくる。その過程があるからこそ、ステージに立った瞬間の達成感が大きい。

「43歳ですが、今が人生で一番自分の身体を好きだと言えます。年齢や環境を理由に、自分の可能性を決めつけないでほしいです」

澤田さんにとって今回の優勝は、ゴールではない。マスターズクラスでの優勝を経て、次はオープンクラスでの優勝を目指す。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁

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