必修:補助器具『プロップス』で整えるピラティス
「中心」のスイッチを入れ身体をつなげる
ピラティスリング基本の7ワーク
無意識の力みや長時間の姿勢固定によって、感覚がにぶり、出力のコントロールが難しくなっている現代人の身体。その眠っている「中心(センター)」の感覚を呼び覚まし、全身の連動性を取り戻すためのワークを教えていただきました!
[初出:Yoga&Fitness vol.16]取材・文:藤村幸代 撮影:中原義史 Web構成:中村聡美
Work.1
ショルダースタビリティのバリエーション
Focus 関節ポジション(ロケーション)の最適化/胸郭、肩甲骨の動作改善
Section.1
リングを押す膝立ちになり両手のひらでリングを潰すように押しながら、肩関節の安定や、はまり具合を意識して両手を頭上に上げていく。
リングを広げる両手の甲でリングを外側に押し広げながら両手を頭上まで上げていく。

首の位置が前後に倒れたりせずまっすぐであること、胸がしっかり開いていることを意識しながらリングを押したり広げたりする。
ココがポイント
Section.2
リングを押す リングを広げる後頭部のポジションでリングを潰すように押す。Section.1と同様にリングを外側に押し広げるワークも実施する。
ココがポイント
Section.3
リングを押す リングを広げるお尻のポジションでリングを潰すように押しながら、上げられるところまで上げていく。Section.1と同様にリングを外側に押し広げるワークも実施する。
Work.2
アダクション
Focus 内転筋に感覚を入れる/内転筋強化
リングを押す仰向けになり膝を立て、両膝の間にリングを挟む。骨盤はニュートラル、両手足と後頭部は力まず床につける。息を吐きながらリングが潰れるまで内腿を締める。続けて息を吸いながらゆっくり戻す。
ココがポイント
Work.3
ドライビング
Focus 背骨のスムーズな側屈/上半身のコーディネーション/日常動作、スポーツ動作の向上
リングを回すリングを軽く潰すように押しながら、車のハンドルを回すようにリングを回し、その動作に合わせて上体を左右に倒す(側屈)。
ココがポイント
手だけで回そうとせず、リングを回しながら自然と側屈の動作に連動させる。
Work.4
ロールアップ
Focus 背骨の柔軟性アップインナーの強化ハムストリングのストレッチ
リングを引くリングに片足をかけ、腿裏をストレッチさせながら股関節を適切な位置に。そのまま脚の力で引っ張ってもらうイメージで、背骨を床から一つずつはがすように上体を起こしていく。
ココがポイント
力んで両手で引っ張り上げるのではなく、あくまで下ろす脚に導いてもらうように背骨を一つずつ床から離していく。
Work.5
スパインツイスト
Focus 胸郭の回旋/胸椎の可動域向上/姿勢矯正
リングを回すリラックスした座位の姿勢で、下部肋骨(胸の下)にリングを当てて両手で抱える。抱えたリングに導いてもらいながら、両手と胸郭を一緒に左右に回旋させる。
ココがポイント
肩が上がらないように注意。リングを下部肋骨に押し付けすぎず、優しく当てる。
すがはら・じゅんじ
1978年10月28日、東京都出身。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA・CSCS)/Body ElementPilatesマスタートレーナー/トレーニングスタジオ アランチャ代表。法政大学ラグビー部でプレー後、単身ニュージーランドへ渡りNZISに入学、トレーニング学などを学ぶ。帰国後ピラティスと出会い、マスタートレーナーの資格を取得。パーソナルトレーナーとしてラグビー選手、プロ野球選手などトップアスリートを指導するかたわら、全国を回りピラティス、マスターストレッチ、ボディキー、呼吸法などをレクチャーしている。パーソナルトレーニングスタジオ アランチャ公式サイトhttps://www.arancia78.jp/
しえか
1979年生まれ。フィットネストレーナー/運動経験ゼロであったが、体型の崩れをきっかけに2007年、27歳で筋力トレーニングを開始。JBBFボディフィットネスに出場し、東京・関東(初代)・東日本(初代)大会チャンピオンとなる。2010年に全日本大会準優勝、11年東アジア選手権代表に選出。現在は、ピラティス、ウエイトトレーニング、筋緊張抑制などを組み合わせたコンディショニング&ボディメイクを行うパーソナル指導を中心に活動中。
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