「脚は浮腫みやすいので疲れが溜まったりすると余計に太く見えることもあり、人と比べてしまって憂鬱でした。それを解消したのはトレーニングのみではなく、日々コツコツと積み重ねた努力が大きく関わっていました」
ぺたんこのお尻と太い脚がコンプレックスだったという 専業主婦のAkane(あかね/31)さん。同じように下半身が浮腫みやすくて悩んでいる女性は多いのではないだろうか。他人からは「脚からそのまま背中だね」と言われ傷ついたこともあったという。
【写真】Akaneさんの努力の結晶!ぺたんこヒップが引き上がったヒップへ
そんなAkaneさんが下半身のトレーニングをし始めたのは、血糖値を下げたくて始めたスクワットがきっかけだった。
「どうせやるなら、お尻のトレーニングもしてみようと思いました」
Akaneさんはパーソナルトレーナーやジムのスタッフにフォームを教わり、ルーマニアンデッドリフトやマシンでヒップアブダクションなどのトレーニングを週2~3回コツコツ続けていた。トレーニングはもちろんだが、それだけではなく日々の努力の積み重ねもあった。
「専業主婦との両立は自分のペースが乱れがちなので、食事では脂質を控え、タンパク質をメインに摂り、小麦は避けるようにしました。また、家にいる時間が長いと間食をしてしまうので、外に出てよく歩くことを意識していています。ただ、歩き過ぎると浮腫にもつながるので、疲労感はしっかり感じ取るようにしています」
こういった生活の中での工夫がAkaneさんのコンプレックスを解消していったと言える。そしてAkaneさんはボディメイクの沼にハマっていったようだ。
「自分の脚の筋肉を見るときの達成感、いっぱい食べても太りにくいと実感するときに筋トレをしてよかったと思えます。とにかく筋トレ自体が楽しく、お洒落なウェアを着てジムにいる瞬間の自分が一番好きです。今日はどのウェアを着ようかなとか、鍛えた脚がきれいに見えるから鏡を見ながらトレーニングをするのも楽しみになりました。目標は、コンテストで優勝すること、好きなウェアブランドのアンバサダーになることです」
素晴らしい変貌を遂げたAkaneさん。専業主婦との両立はまだ答えが見つかってないようだが、その模索こそがボディメイクの面白さなのかもしれない。
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取材:佐藤佑樹 写真提供:Akane