昨年、「絞り」を武器に躍進した藤井貫太朗選手の相棒は「コーチング」「塩分タブレット」「ジュース」。Athlete Bodyのオンラインコーチングを受けていることは知っている人もいるかもしれないが、「トレーニング中にジュースを飲む」という意外すぎるものが飛び出してきた。
取材・文:舟橋位於 大会写真:中原義史 相棒写真:本人提供 Web構成:中村聡美

藤井貫太朗
2025年日本クラス別選手権75㎏以下級優勝
相棒1 オンラインコーチングで客観的な視点からの分析を得る
AthleteBodyのオンラインコーチングサービスを利用し始めたのは2022年のことです。それから毎年お願いしていて、今後も継続的に使っていくことを予定しています。
コーチングで他者から意見をもらうことの最も良い点は、客観的な視点で見てもらえるところです。その時々の自分の状況に合わせて、必要なアプローチを的確に教えてもらえます。

コーチングを受ける前までは、減量中に停滞を感じたり、進捗に悩んだりすることがありました。また、体調不良に悩まされることもありましたね。こういったことが解消された要因の一つとして、トレーニングをやり過ぎなくなったことが大きいと思います。やり過ぎは、コーチングの指摘がなければ気づけなかったポイントかもしれません。それ以外では、カロリーの設定を自分で考えなくて良いのが利点だと思います。
初めてコーチングを受け始めた頃は、「オンラインの指導だけで大丈夫かな」という気持ちもありました。不調があったときにすぐに返答がないシステムが心配でした。ところが、実際に始めてみて、担当の本橋さんと信頼が築けた今となっては、特にオンラインだからという理由でデメリットを感じることはなくなりました。
相棒2 簡単に手に入る塩分タブレットで身体の倦怠感を軽減する
どこにでも売っている塩分タブレットも活用しています。このタブレットは、運動中に不足しがちなナトリウムだけでなく、カリウム・クエン酸なども配合されています。本来は熱中症予防のために市販されているものですが、減量中にも役立つと思っています。
塩分タブレットを食べると、倦怠感が取れる感覚があります。また、水分だけだと、飲んでいるのに喉の渇きが消えないことがあるのですが、タブレットを使うことで、その問題も解消できます。

藤井選手が愛用している『塩分チャージ 塩レモン味(カバヤ食品)』
基本的には日常生活のあらゆるシーンで役立てているのですが、トレーニング中に摂取することもあります。スーパーやドラッグストアで普通に売っているので、どこにいても簡単に手に入る点も良いところですね。
塩分が不足しがちになる理由として、自分の場合は減量中に食事が薄味になることも関係していると思います。意識して塩分を取るようにはしていますが、それでも不足する分はタブレットを活用して補っています。
現在、塩分タブレット以外のサプリメントは、プロテインとクレアチンしか取っていません。必要な栄養素は食事だけで十分に摂取できているので、今のところは必要性は感じないですね。
相棒3 なっちゃんリンゴ味が糖質補給の最適パートナー
減量中はカロリー制限により、どうしてもトレーニング中のエネルギー切れが起きやすいです。特に、トレーニング時間が長くなる場合や、強度の高い脚トレの日は顕著です。そんなときの強い味方がなっちゃん(リンゴ味)です。

・ジムの自動販売機で買って飲んでいるという『なっちゃん リンゴ味(サントリー)』
ジムの自販機に売っている一般的なジュースなのですが、エネルギー切れを感じたときに一気飲みするのが習慣になっています。全ての部位のトレーニングで毎回飲むわけではないですが、活用するシーンは多いです。
このドリンクで糖質補給をすることで、その後のトレーニングでの集中力やエネルギーの不足を防止できます。
食事での糖質の摂取は、トレーニングの2時間前に行うことが基本です。それでもエネルギー切れを感じることがあるので、その場合になっちゃんは重宝します。トレーニング後については、すぐに食事を取って糖質を改めて補給するようにしています。
なっちゃんに限らず、糖質によるカロリーをしっかり摂取することは、トレーニングの強度を保つことにつながります。減量中はトレーニング強度が落ちがちですが、こういった工夫で乗り切っています。後は、甘くておいしいジュースなので、ご褒美的な意味合いももちろんあります。
ふじい・かんたろう
1995年9月19日生まれの30歳。大阪府出身。身長168cm。どよめきが起こるほどのバックポーズを武器に2025年は大躍進を果たした。2025年ジャパンオープン優勝。2025年日本クラス別選手権75kg以下級優勝。2025年日本男子ボディビル選手権8位











