ダイエット中に、油は禁物?【意外と知らない?食事と栄養のウソ・ホント】

皆さんは、日々正しい食事を取れていると思いますか?ここでは、食事や栄養にまつわる素朴な疑問に答え、よりよい食生活を送れるためのアドバイスをご紹介します。

文:飯塚さき 監修:松本恵(日本大学文理学部 教授)

ダイエット中に、油は禁物?

極端に体脂肪率を減らすボディビルダーなどは、短期間の減量の手法として油を避けることがありますが、脂質も糖質と同じく、全く摂らなければ生命の維持に関わってきます。特に女性の場合は、脂質を全く摂らないと、ホルモンバランスが崩れて生理が止まってしまい、不妊につながりかねません。さらに、疲労感や筋肉痛、関節炎の原因にもなるため、最低限必要量は摂る必要があります。

朝はグラノーラ、昼はノンオイルドレッシングのサラダ、夜はささみ蒸しなどとなると、脂質が圧倒的に足りません。少なくとも1週間以上そういった食生活をしていると、免疫力が低下するだけでなく、肌が荒れて髪がパサついてきてしまいます。油を摂らない生活を続けると、胃腸での分解・消化能力が落ちるので、たまに食べたときに下痢をすることにもなります。私が栄養サポートしている選手たちには、そうした機能を低下させないためにも、たまに脂っこいものを食べる日を設けてもよいと話をしています。

ダイエット中の脂質摂取に罪悪感があるのであれば、亜麻仁油やココナッツオイルといった植物性のオイル、カシューナッツなどのナッツ類を摂るなどして、必要量を確保してください。

監修 松本 恵(日本大学文理学部 教授)
北海道札幌市生まれ。2004 年北海道大学大学院農学研究科応用生命科学博士課程後期終了。日本大学文理学部体育学科教授。日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士。ソチオリンピックのマルチサポート・ハウス ミール担当。

\脂質について詳しく知りたい/
➧じつは知らない「摂るべき脂質と控えるべき脂質」

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