今年３月末まで幼稚園教諭をしていた中井莉菜（なかい・りな／25）さんは、トレーニングをしていたものの中学からずっとポッチャリ体型だった。３年前に、「身体を変えたい」と一念発起。リバウンドの経験を乗り越え『脱いだらすごい身体』にたどり着いた方法を聞いた。
「コロナの自粛期間で身体を変えたいと思い、食事制限とトレーニングや有酸素運動をして２、３カ月で身体が変化してきました。しかし、その頃はほとんど食べず、断食ばかりしていたせいで身体はクタクタ。すぐリバウンドしてしまいました。中学のバスケ部を引退してから10kg以上太り、そこからもうずっと63kgくらいでした（身長156cm）。毎年夏に、断食して５kg落とすという感じで、痩せてはリバウンドの繰り返しでした」
食べないダイエットにより体型の変化が激しかった中井さん。これまでの反省を活かして、きちんと食べてトレーニングを始めると身体は一気に変わっていった。
「ジムに通い始めた頃は、幼稚園の仕事終わりにジムに行っていたのですが、習慣になるまでがすごくしんどくて、心が折れそうになったことが何度もありました。トレーニングマシンで寝ながらトレーニングをしていたこともあります。だけど、行くことに意味があると思って、『とりあえずジムに行く』という目標をつくり、毎日続けることで習慣化させることができました」
食事ではタンパク質をしっかり摂ることを意識し、カロリー計算をしながらとにかく食べること、『減量』に囚われないことでストレスを溜めず、リバウンドを防ぐことができた。
「自分を褒めるようにしてモチベーションを上げていました。また、細かい変化にコツコツと気づくことが大切だと思います。小さな変化の積み重ねで体型を維持できるようになりました」
そんな中井さんのダイエットビフォーアフターはSNSでも反響がかなり大きかった。
「ビフォーアフターをTikTokでアップしたところ、すごくバズってて50万回再生いきました」
トレーニングを始めてから何事もやり遂げられるようになり新しい目標ができたという。３月末に幼稚園を退職し、現在はパーソナルトレーナーとして新しい人生を踏み出した。現在は今年10月に行われるビキニコンテストへの初出場に向けて奮闘中だ。
「トレーニングはネガティブだった私をポジティブにし、人生を変えてくれました。これからはパーソナルトレーナーとして活動し、変化するみんなの笑顔が見たいです」
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取材：FITNESSLOVE編集部
