日本屈指のバルク派ボディビルダー木澤大祐選手のこだわり種目とそのポイントを解説。ここでは腕トレ2種目を紹介する。
取材・文:木村卓二 撮影:上村倫代
より負荷を抜かない
ワンハンドスコットカール
プリーチャーカール台の垂直面を使用。下からではなく、上からスタートする。ゆっくり下ろして返すと、ネガティブ動作で負荷を乗せたまま腕を伸ばしすぐに挙上するため、チーティングが入っても負荷が抜けない。三頭筋の位置は頭からずれないようにする。
外側頭に効かす
ワンハンドダンベル・トライセプスエクステンション
上腕三頭筋の外側頭がターゲット。肘を横に開いて、体幹に対して直角に動作するため、より外側頭メインで動く。ボトムでしっかりと受けてから伸ばす。
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きざわ・だいすけ
1975年1月9日生まれ
身長:170cm 体重:82㎏(オン)92㎏オフ「ジュラシック木澤」のニックネームで親しまれる日本屈指のバルク派ビルダー。日本選手権には16年連続出場。2017年、名古屋市内に「ジュラシックアカデミー」をオープン。
主な成績
1995●日本ジュニア選手権優勝
2003●ジャパンオープン選手権優勝
2008、2019●日本選手権4位
2014、2015、2019●日本クラス別選手権85㎏級優勝
執筆者:木村卓二
TVディレクター、記者として活動。複数言語に通じ、「究極のトレーニング」を求め、研究と取材に勤しむ。有資格パーソナルトレーナーとして、格闘家などへの指導も行う。
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