「初出場ながら入賞」二刀流を捨てて女子フィジーク一本に賭けるマッスルエース春日千春

 

多くのドラマが見られた昨年の日本選手権。選手たちはどのような思いで、あの日のあのステージに上がったのか。ここでは男子ボディビル、女子フィジークの各2位から12位までの選手を単独取材。感動の舞台裏に迫る。

取材:藤本かずまさ 撮影:中島康介

2021年女子日本フィジーク選手権大会12位・春日千春「出場するからには予選通過したいと思っていました」

2019年の東日本ボディフィットネスオープン大会が私のデビュー戦になります。その翌週に関東ボディフィットネス選手権に出場して158㎝超級で2位をいただきました。その後のオールジャパン選手権55歳以上級で3位となり、トップ選手の方々の足元にも及ばないながらもグランドチャンピオンシップで同じステージに立てるというチャンスを無駄にしてはいけないという気持ちから、出場させていただきました。
女子フィジークは昨年8月の長野県選手権に出場したのが最初です。長野県大会にはボディフィットネスのカテゴリーがないため、自ずと女子フィジークという選択になりました。ボディフィットネスでは7月の北陸甲信越選手権大会で優勝させていただきました。昨シーズンの目標としていた9月5日のオールジャパン選手権については、緊急事態宣言下ということもあり、県外に出られなかったため、断念せざるを得ませんでした。
今シーズン、ボディフィットネスと女子フィジークとの二刀流は難しいと思っています。長野県連盟の先生方からも、ボディフィットネスよりも女子フィジークに向いているというお話をいただいておりましたので、いずれ女子フィジークで、という考えは持っていました。私はバルクというよりも絞れてきてしまうタイプのようで、今後はおそらく女子フィジークに軸足を置くことになってくると思います。
日本選手権に対しては、初出場ながらも出場するからには予選は通過したいと思い準備してきました。ただこれは結果論ですが、2019年のファイナリストの方々の中には諸事情等で出場されていない選手もいらっしゃったようですので、チャンスにも恵まれていたと思います。
今後の課題としては全身くまなく筋量を増やし、厚みをつけることです。もちろん絞りに関しても上半身・下半身ともにバランスよく絞るという課題も必須となります。また、ファイナリストの皆さんのポージング・フリーポーズを拝見して大変勉強になりました。ポージングに関しては経験も浅く、これまで手探りでやっていた部分がありましたので、マッスルコントロールの重要性をひしひしと痛感しています。今年はもっと大会にも出場をして経験を積んでいきたいと思っています。

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