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鈴木雅が探る!トレーニー必見の千葉のトレーニングマシン博物館にある名器たち

背中のマシンで初めて回転抵抗を用いた歴史的な名機・NAUTILUS プルオーバーマシン

現在のプルオーバーマシンよりもコンパクトな造りになっており、回転軸が身体の近くにあるため日本人にとっても使いやすい。シートの角度や肘を置くパッドの位置も日本人の骨格にマッチしている。またチェーンを用いているため負荷のかかり方が一定でマイルド。

収縮ポジションで肩が前に出ないので効かせやすい・NAUTILUS 10°ペックデッキ

シートには胸の上部に効かせるのに適した10度という角度がついている。寝た状態で行うためフィニッシュで肩が前に出ず、しっかりと大胸筋を収縮できる。また、シートの幅も狭く、肩を後ろに引きやすい。

シートがコンパクトで骨盤を立てやすい・NAUTILUS アームカール

ハンドルの部分が動き、軌道もコンパクト。ストロークが日本人の骨格に適している。また、プルオーバーマシンやペックデッキ同様、チェーンを用いているので負荷のかかり方が一定でフィニッシュでもしっかりと収縮できる。また、シートがコンパクトで骨盤を立てやすく、背中が丸まらない。股関節を屈曲した状態で動作ができるため上腕二頭筋を収縮させやすい。

胸椎を伸展するだけで三角筋前部がストレッチできる・UNIVERSAL ショルダープレス

軌道が斜め上の方向になっている。また、背もたれのシートが低く、胸椎がフリーな状態にある。そのため、アジャストベンチでショルダープレスを行うときは首への負担を回避するために少し首を後ろに倒したくなるが、そうした動きが自由にできる。しっかりと骨盤を立てれば首に負担をかけることなく動作ができ、スタートでは胸椎を伸展するだけで三角筋前部がしっかりとストレッチされる。

円軌道の軸が肩の真上にあり胸を収縮させやすい・UNIVERSAL ペックデッキ

回転軸が身体に近い位置にあるため、フィニッシュで肩が前に出ず、大胸筋をしっかりと収縮できる。また、シートがコンパクトで骨盤を立てやすく、背筋をまっすぐに保ちやすい。現在のペックフライのマシンは規格が大きく回転軸が少し身体から離れた位置にあるが、このマシンの回転軸は肩の真上にあり、肩関節を支点にして大胸筋を収縮させやすい。

大胸筋の収縮に特化したマシン・GALAXY チェストプレス

一般的なチェストプレスは押すにしたがって両手が近づくような軌道を描くが、このマシンは押しながら大胸筋を内側に絞り込むような軌道を描き、強い収縮感を得られる。プレートなどを両手で挟んで行うスペンドプレスの動作に近い。大胸筋の収縮に特化した珍しいマシン。

ダンベルフライの動作ができるマシン・PACIFIC チェストプレス

パシフィックのチェストプレスには数タイプあるが、これはアームの部分が動き、ダンベルフライの動作ができる。フリーウエイトのダンベルフライは重力の関係でフィニッシュの刺激が弱くなるが、このマシンは最後もギュッと絞り込める。また、チェストプレスのマシンとしてはアームの部分が動くという珍しい構造になっており、そのため軌道が円を描くフライ動作が可能。グリップは「ハ」の字で、肩への負担も少ない。


ゴールドジム行徳千葉アスレチックセンター
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鈴木 雅(すずき・まさし)
1980年12月4日生まれ。福島県出身。身長167cm、体重80kg ~83kg。株式会社THINKフィットネス勤務。ゴールドジム事業部、トレーニング研究所所長。2004年にボディビルコンテストに初出場。翌2005年、デビュー2年目にして東京選手権大会で優勝。2010年からJBBF日本選手権で優勝を重ね、2018年に9連覇を達成。2016年にはアーノルドクラシック・アマチュア選手権80㎏級、世界選手権80㎏級と2つの世界大会でも優勝を果たした。DMM オンラインサロン“ 鈴木雅塾”は好評を博している。


執筆者:藤本かずまさ
IRONMAN等を中心にトレーニング系メディア、書籍で執筆・編集活動を展開中。好きな言葉は「血中アミノ酸濃度」「同化作用」。株式会社プッシュアップ代表。

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