サイヤマングレートの最強腹筋はアブローラーだけで作られた?

チャンネル登録者数50万人以上を誇る元祖・筋肉YouTuber、サイヤマングレート選手。そのトレードマークとも言えるのが、深い溝を刻む分厚い腹筋である。昨年は日本クラス別選手権65㎏以下級で7位に入るなどボディビルダーとしても飛躍。その武器ともなっている腹筋は、強度の高いあの種目のみで築かれたという。

取材・文 藤本かずまさ 撮影:北岡一浩 大会写真:中島康介

サイヤマングレート

――サイヤマングレート選手と言えば、特筆すべきはその分厚い腹筋です。もともと腹筋は強かったのでしょうか。
サイヤマン 21、22歳くらいの時期に太ってしまって、そこで初めてダイエットしたんです。そのときに薄っすらと腹筋が割れて、初めて左右対称の8パックになっていることに気づきました。ただ、今のような凹凸はなかったです。
――腹筋のトレーニングはどういった種目をやっていたのですか?
サイヤマン ずっとアブローラーしかやっていません。19歳くらいのころ、友だちの家に遊びに行ったらアブローラーがあったんです。そこで「立ちコロ(膝をつかずに行うアブローラー)ができたらすごいよ」って言われて、実際にやってみたら1回できたんです。
――立ちコロはかなり難度の高い種目です。
サイヤマン その1回でものすごい筋肉痛になりました。その記憶が何となく僕の中にあって、そしてダイエットをやっていたころ、僕はコンビニでアルバイトしていたんですが、そこにあった台車を両手で持ってコロコロやってみたら、めっちゃ腹筋に効いたんです。それを1年間くらい、バイト中に続けました。すると、いわゆる自重トレーニングではあったんですが、身体が次第に変わっていきました。これが(僕のトレーニングの)原点です。
――トレーニングの“入口”がアブローラーだったんですね。
サイヤマン そして、「別に台車でやらなくてもいいんじゃないか」と思い、アブローラーを買って、それを今でも続けています。他の腹筋の種目はやってないですね。
――腹筋の種目はどちらかと言えば収縮系が多いのですが、アブローラーは強度の高いストレッチ系種目です。
サイヤマン そこから入ったのが良かったんですかね? これはすごい種目を見つけたと思いました。アブローラーを買ってからは、日課のような感覚で毎日やってました。今は頻度とバリエーションが違うだけで、腹筋(のトレーニング)に関しては今も昔もあまり変わってないです。
――クランチなどに浮気することなくアブローラー1本で貫いてきたんですね。
サイヤマン 僕の場合、今でこそ筋トレする目的はボディビルなんですが、当時は明確な目標がなかったんです。それで何か目標を持ったほうがいいと考えたときに、ちょうどテレビで「SASUKE」が放送されてたんです。「これだ!」と思ったんですが、出場するには何か肩書きが必要だろうと。そこで考えたのが、アブローラーを極めることでした。
――アブローラーを極める?

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