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ボディビル世界王者が断言「睡眠の質を上げることがボディメイクには重要」

IRONMAN2022年9月号では「睡眠が筋肉を育てる」が特集されている

トレーニング、食事、休養は、いずれもボディメイクには欠かせない要素だ。8月12日(金)に発売となったIRONMAN2022年9月号では『休養』からとりわけ『睡眠』に関する特集を組んでいる。

企画の冒頭では、2016年ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手が、自身の経験から休養の重要性を説いている。

「睡眠の重要性について、競技を始めたときから意識していました。当時はメカニズムまで考えてはいませんでしたが、トレーニングの強度を上げていく中で、しっかり睡眠が取れていないと力が出にくいと感じていました。睡眠の影響が肉体づくりに出てしまうことを当初から体感していました」

睡眠の質を上げるために鈴木選手が変えたのは"トレーニングをする時間帯"。

「トレーニングは朝にやるようにしていました。昔は夜にやっていたんですが、そうすると寝つきが悪く、調子が上がらなかったんです。それで朝に変えました。朝にトレーニングして仕事に入り、休憩時間に10分仮眠してまた仕事に戻る。そして夜はリラックスすることに徹すると、体重が落ちて身体の調子が良くなりました」

ボディビル競技を始めて1年でミスター東京、そこから5年で日本一に輝いた鈴木選手。睡眠の質を上げたことで競技への影響はいつぐらいから出始めたのか。

「私は2004年にデビューしたんですけど、当初はトレーニング時間がバラバラで、結果を出せずに燻っていました。ところが2005年前半から朝のトレーニングに変えてトレーニング時間を一定にすると、成績が良くなってきました。朝トレが成績との因果関係になっているのか分かりませんが、身体の疲れや睡眠の質が上がってきたことだけは事実です」

さらに睡眠の質を上げるために、鈴木選手は自律神経に着目したという。

「睡眠の質とは何かということになるんですが、交感神経、副交感神経の切り替え、リラックスした状態としっかり身体を動かすことのバランスの取り方が重要になってきます。自律神経が乱れてくると、減量でよくあるんですが便秘や寝つきが悪くなったり、冷え性になるなどの障害が出てきます。そうなると体重が減りにくくなってきます」

睡眠の質を上げることで減量にもつながるようだ。この記事には、副交感神経を優位にするために鈴木雅選手が取り組んでいる食事法、リラックス法が紹介されている。

良質な睡眠を取ることで、筋トレのパフォーマンスを上げ、結果としてボディメイクに結びついていく。この夏、睡眠を味方につけて快適なボディメイクをしたいものだ。

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