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年の瀬に骨折、盲腸炎とアクシデント起こるも再起を図る千葉のボディビル青年に注目

ボディビルといえば、最近では若き日本王者である相澤隼人選手が日本ボディビル選手権で2021年に続き連覇や、ここでも何度か登場している杉中一輝選手、吉岡賢輝選手など、20代前半くらいの若手選手の台頭が目立つ。
今回紹介するのは、千葉県在住でジムの経営に携わる2022年東日本ボディビル・オーバーオール優勝の椎名拓也選手だ。彼は昨年、この競技で大きく前進するも、ケガや様々な症状に悩まされてきた。それらを乗り越えて今年はどのような活躍するのかを探った。

【写真】シンメトリカルな美しい筋肉とビジュアルで唯一無二の存在感放つ椎名選手

椎名選手は昨年、東日本ボディビル選手権、関東ボディビル選手権、千葉県ボディビル選手権でオーバーオール優勝、JOC日本男子ジュニアボディビル選手権では強豪ひしめく中3位に入賞するなど、日本のトップレベルで渡り合える選手に成長。しかしながら例年、腰の痛みに悩まされ、トレーニングは試行錯誤の中で取り組んできた。

椎名選手は昨年、その腰の痛みの悩みから少しでも解放される手立てを見出す。
「腰は昨シーズンは初めて大きなケガが無く、トレーニングをやり切ることができました。バックエクステンションを止めてから腰の疲労感が減ったので、使い過ぎていたのもあるかと思いますが、一番は自分に合った身体の使い方を覚えられたような気がします。一昨年はとにかく腰を痛めないようにスクワットでは腹圧しか意識をしていませんでしたが、自然に腹圧がかけられるようになり脚への刺激も増しました」

また、こう語るも昨年11月の終わりごろには、ジムのマシンでウエイトスタック(ピンローディングタイプの重り)に指を挟み骨折。また同じ日の午後には盲腸炎で苦しむなど、トレーニングもままならない日々を過ごすこととなった。

年の瀬に厄のような災いが起きた椎名選手は、最近ようやくトレーニングを再開。今年の初戦である日本クラス別ボディビル選手権に向けて、4月よりシーズンイン(減量スタート)となるという。

今年、椎名選手は日本クラス別ボディビル選手権において80㎏以下級の出場を予定しているが、“ゴリ”こと髙梨圭祐選手や大きな選手がズラリと並ぶこの階級。椎名選手はどんなコンディションで仕上げてくるのか、今から楽しみだ。

取材:FITNESS LOVE編集部

【写真】シンメトリカルな美しい筋肉とビジュアルで唯一無二の存在感放つ椎名選手

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