女子フィジーク、ボディフィットネスと二刀流で闘う佐藤とく子選手は、身長170cmと日本では数少ない高身長でステージに立つ選手だ。
【写真】パフェを食べてもしっかり仕上げる佐藤選手のバキバキボディ
2018年にJBBFデビュー、昨年は日本クラス別選手権女子フィジークで優勝、オールジャパンフィットネスチャンピオンシップスボディフィットネスでは163㎝超級で6位に入賞する。身長が高いこともあって、筋肉を太く見せにくいと感じるが、逆に幅のあるアウトライン、長い四肢は全体的な迫力を演出し、唯一無二の存在感を発揮している。
佐藤選手がトレーニングを始めた理由はダイエットだった。ジョギング、加圧トレーニング、エステなど様々なことを試したが、ウエイトトレーニングと食事制限を並行して行うことで痩せることができたという。そしてトレーニングは佐藤選手に嬉しい結果をもたらした。
「トレーニングを始めた当初から『筋トレは楽しい』と思い、そして今でも楽しいと思い続けているので、これまで6年間続けてこれたのだと思います。また、楽しみながらトレーニングを行い、かっこよく、きれいな体型作りができるので、一石二鳥です」
佐藤選手はパフェが大好きで、オフシーズンにはいろいろな所に出かけて食べに行くとのこと。オンシーズンは食べるのを止めて食事管理、制限を行う。大好きなものを止めてまで競技に取り組む姿勢が強く感じられ、その成果が身体にしっかりと表れていることがよく分かる。
昨年は活躍の舞台が増えた佐藤選手が課題に感じていることは。そして今年はどのように取り組んでいるか聞いた。
「前から見たときに細く見えるので、胸と肩の強化することでした。肩は特に大きくしたかったので、他の部位のトレーニングの日も最後に肩トレを30分程度行ってきました」
今年はまだ優勝できていない東京クラス別女子フィジーク選手権の優勝。ボディフィットネスは東京選手権優勝を目指して取り組んでいる最中だという。また、日本女子フィジーク選手権ではいまだ入賞に手が届いていないが、向上心を持って出場を目指している。
「3回出場していますが、全て予選落ちです。今年は予選通過するように頑張ります」
長身を武器に迫力を増していく佐藤選手の今年の活躍も楽しみだ。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩(大会写真)、佐藤とく子
【写真】パフェを食べてもしっかり仕上げる佐藤選手のバキバキボディ
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